食と人、人と人をつなぐ 安心・安全でおいしい食事を~西城保育所の取り組み~
西城保育所では「おいしさを実感する食事」「食材と食のつながりを知る」「菜園活動やクッキング活動と食をつなぐ」「食に対する興味・関心・意欲を育てる」「食を通じて人と人とのつながりを深める」を目標として「保育としての給食」を提供することを進めています。
そのため、毎月の給食会議で情報交換を行ったり、調理員が子どもたちの食事の様子を見て回ったりしています。子どもたちも食事の感想を調理員に伝え、保育室と調理室とが密接に連携しています。
具体的な事例として、西城保育所の子どもたちは、日本の食文化にたくさん触れる体験をしています。和食文化の特徴である出汁をとる体験では、白湯(さゆ)と飲み比べをして出汁のおいしさを感じました。また、給食に郷土料理の日を設け、給食に出た郷土料理を日本地図に掲示して食文化を知り、その郷土料理を味わいました。本市の猪肉も活用して、食に対する興味・関心も膨らませています。
また、JA女性部みそ加工グループの皆さんと一緒に、みそ造りに挑戦しています。みそ造りの最終工程であるみそ玉作りで、空気を抜きながら樽に入れる作業を体験しました。今後は熟成させたみそを給食に使い、地域の特産にも触れていく予定です。
こうした毎日の食の取り組みを支えるのは優れた食材です。できる限り地場産の食材を調達し、また、菜園活動で育てた野菜も食材として使いながら、自園調理の特徴である食べる人、作る人のお互いの顔が見える関わりを大切にして給食を提供しています。
心身の発達において食事は重要です。これからも給食を通して食材の豊かさに触れ、人と人とをつなぐ取り組みを進めていきます。
問合せ:児童福祉課
【電話】0824-73-1192
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