開館:9時~17時、
休館:水曜(祝日開館・翌日休館)・年末年始
■中学生による博物館での展示活動
昨年10月のオープン20周年では、回廊展示の内容を更新し、当館が目指す「帝釈峡のビジターセンター」へ向けた重要な一歩となりました。
そうした歩みの中で、時悠館友の会や帝釈自治振興区をはじめ地域の皆さんからの多くの応援を頂き、これまで東城・粟田・小奴可小学校、東城中学校の皆さんと協力し、児童生徒による帝釈峡の魅力を引き出す研究報告会など、博物館活動を進めてきました。
本年は6月18日から20日の3日間、東城中学校2年生の村上太一(むらかみたいち)さんと山本康太(やまもとこうた)さんが、当館で職場体験をされました。
職場体験では、取り組んでみたいテーマを探してもらい、自主研究をした後、パネルの作成と展示をしていただきました。取り組んだテーマは、村上さんが「帝釈峡の陸貝」、山本さんが「最寒冷期の海岸線」です。
「帝釈峡の陸貝」では、タイシャクギセルとツミヤママイマイを紹介しました。ツミヤママイマイでは、積山類助(つみやまるいすけ)さんが最初に見つけられて命名されたこと、1994年時点で8匹だけ見つけられていることなど、貝の大きさや形状と合わせて紹介しています。(当館では所蔵の標本1点を展示しています。)
また「最寒冷期の海岸線」では、約17,000年前から約19,000年前ごろの日本列島の海岸線がどうなっているのかについて、資料を基に、海岸線のイメージ図を描きました。その図によって、対馬海峡がすごく狭くなっているのが一目でわかるパネル展示となっています。
それぞれの展示は、単なる解説にとどまらない独自の見解を交えた魅力的な解説で、とても興味を持てるパネル展示となっています。来館時には、ぜひともご見学ください。
問合せ:時悠館
【電話】08477-6-0161
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