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ひととひと まちとまちをつなぐ芸備線~第2回芸備線再構築協議会幹事会~

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広島県庄原市

7月10日、第2回芸備線再構築協議会幹事会が広島市で開催されました。
今回は、第1回幹事会(5月16日開催)で実施することとなった、調査事業の具体的な実施内容などについて協議が行われました。

■主な内容
調査事業の実施に当たり、沿線地域の現状把握をはじめ、人口推計などの分析により、庄原市・新見市の将来の地域の姿を把握していくほか、芸備線による多様な価値の創出に関する分析などを行うことで合意しました。
また、調査事業などの必要経費に関する各構成員の負担割合や、今後のスケジュール想定などを確認しました。
なお、調査事業に関する現状把握と分析に関しては、公共交通の専門的知見を有する事業者からの企画提案を求める公募が行われることとなりました。
国は、10月に第2回協議会を開催する方向で調整を進めており、協議会では、幹事会の進捗状況の報告のほか、調査事業の実施などに関する予算案を協議することなどが想定されています。

■今後のスケジュール
・10月頃 第2回芸備線再構築協議会
・令和7年3月頃 第3回芸備線再構築協議会

・再構築協議会に関する対応などを市のホームページに掲載しています
・詳しい内容や当日の資料は中国運輸局ホームページに掲載されています
本紙を参照ください

■幹事会での市の意見
(1)調査事業
▽市の意見
芸備線の多様な価値や役割を具体的に明らかにする調査が進んでいくものと認識しており、この多様な価値や役割をどう評価するのかを含めて議論し、共有していきたい。
芸備線による地域への多様な価値の創出に向け、プラスアルファの要素として示された「利用者数とは別個の価値」とは、調査事業を踏まえて実施する実証事業を検証する際に、鉄道の大量輸送性という軸に加え、鉄道ネットワークがもたらす地域への好影響をもう一つの軸とする2つの軸で総合的に評価するという解釈で良いか。

▽国土交通省中国運輸局の意見
鉄道ネットワークがもたらす地域への好影響などの定量的な価値以外の芸備線の価値について、妥当な分析結果が得られた場合には、実証事業として実施することを想定しているので、今後、実証事業の内容を議論する際に検討したい。

(2)鉄道の全国ネットワークの方向性
▽市の意見
国鉄から築いてきた鉄道ネットワークは、バスやタクシーなどではカバーしきれない極めて広域的で強固なネットワークが存在している。仮にこの鉄道ネットワークが途切れた場合に生じる損失や利便性の低下は、地域住民にとっても、観光や地域振興における国土形成上においても、あまりにも大きい。
鉄道の大量輸送性、いわゆる利用者数だけで判断すべきではないという部分は、再構築方針の作成に当たり、根幹となる部分と考えている。

▽国土交通省中国運輸局の意見
大量輸送性という価値だけではなく、別個の価値としてどういうものがあるのかも含めて調査分析を進め、その後の実証事業につなげていきたい。

▽市の意見
第1回協議会で議長が「鉄道ネットワーク全体の諸問題の取り扱いは、この協議会の場ではなく、全国レベルで検討していただくべき課題と考えている」と発言されたが、どういった場で議論され、協議会にフィードバックされようとしているのか、考えを伺いたい。

▽国土交通省中国運輸局の意見
全国レベルで検討されるべきという鉄道ネットワークの問題に対する考え方を示すことに関しては、国土交通省本省に伝えていきたい。

問合せ:地域交通課芸備線対策係
【電話】0824-73-1171

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