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ひととひと まちとまちをつなぐ芸備線~第4回芸備線再構築協議会幹事会~

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広島県庄原市

1月29日、第4回芸備線再構築協議会幹事会が広島市で開催されました。
今回は、第3回の幹事会(12月25日に実施)に引き続き、現在進められている芸備線の可能性を最大限追求するための調査事業の進捗状況の報告のほか、今後取り組んでいく調査・実証事業について協議が行われました。

■主な内容
事務局から沿線住民へのアンケートやヒアリングが始まり、公共交通の利用状況をはじめ、地域の現状や将来の見通し、地域資源を生かした芸備線の活性化に向けたアイデア、地域公共交通の課題などの聴取を実施していると報告がありました。
今後は3月に開催予定の第3回芸備線再構築協議会での報告に向け、これまで収集したデータやアンケート・ヒアリング結果を総合的に分析していくほか、「地域経済効果(便益+地域への波及効果)」の試算などを行っていきます。
その他、今後の議論をさらに深めていくため、来年度取り組んでいく調査・実証事業の事務局の試案が事務局から示され、第3回協議会に向けて、事務的な調整を進めていくことになりました。

■今後のスケジュール
・3月 第3回芸備線再構築協議会

再構築協議会に関する対応などを市のホームページに掲載しています
詳しい内容や当日の資料は中国運輸局ホームページに掲載されています
本紙を参照ください

■幹事会での市の意見
(1)調査事業の中間報告
▽市の意見
市としては、これまでと同様に利用者数だけでは表せない定性的な価値について、どのような価値があるのか、それを調査・実証事業を通じてどう評価するのかを議論し、確認する必要があると考えている。前回幹事会において幹事長からも「調査事業の中でしっかりと議論し、確認する」との発言をいただいている。
タイトなスケジュールになると思うが、事務局主導で議論の場を設置していただき、アンケート・ヒアリングから得られた定性的価値の定義と合わせて整理をし、考え方を共有した上で、実証事業に反映できるものは反映するという整理をしていただきたい。

▽国土交通省中国運輸局の意見
前回申したとおり、定性的価値については、まずは調査事業の中で文書としてとりまとめて構成員間で確認することとした。
現状、事務局としては定性的価値を物理的に実証するものがないと想定しているが、提案のとおり、今後事務レベルで議論を固めていき、実証可能なものがあればそれを否定するものではないと考えている。

(2)実証事業の検討
▽市の意見
全構成員が確認の下、まずは芸備線の可能性を最大限追求することとしているため、実証事業については、JR西日本においてもダイヤの増便、変更などに最大限協力いただきたい。
事務局の試案でダイヤの増便、変更などが示されていない点については、自治体からの意見を受け止めていただき、次回の協議会の資料に記載するか判断をしていただきたい。

▽JR西日本の意見
芸備線は単線であり、上下行き違いが可能な駅も限られているほか、福塩線などへの乗入れを考慮する必要がある。
費用面・時間面も考慮し、効率的に実施が可能なのかを含め、構成員と議論して進めていきたい。

▽国土交通省中国運輸局の意見
自治体がダイヤの増便、変更などを実施したいという考えがある一方、JR西日本には、物理的・技術的な制約がさまざまあり、実施期間の長さや経営判断上、自治体の要望に沿った実施が可能なのかといった問題がある。それらを踏まえた上で、事務レベルで議論していきたい。

問合せ:地域交通課芸備線対策係
【電話】0824-73-1171

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