新年明けましておめでとうございます。町民の皆さまにおかれましては、新春を健やかにお迎えのことと、お慶び申し上げます。
■昨年を振り返ると
長きにわたって続いた新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」に位置づけられ、一つの区切りを迎え、コロナ禍以前の日常が戻ってまいりました。
昨年は、G7サミットが被爆地である広島で開催され、主要国の首脳が集い、様々な問題について、話し合われました。また、平和記念公園を訪れ、平和の誓いを共有しました。
一方では、長期化するロシアのウクライナ侵攻、さらにイスラエルとパレスチナの衝突により世界が不安定な状況にあり、この影響により、激しい物価高騰が続いており、経済的に大変厳しい状況に直面しています。
当町においては、次の事業に取り組みました。
◇ふれあい収集
要介護や障害等により、ごみステーションに自ら家庭ごみを出すことが困難な世帯を対象に、自宅の玄関先等でごみを収集しています。
◇新設保育所等の環境整備支援
令和6年4月1日に開所する保育所等の環境整備に向けた支援を行っています。
◇子ども医療費給付事業の対象の拡大
1月から中学生の通院も対象に追加しました。
◇子どもの予防的支援構築事業
虐待等さまざまなリスクを早期に把握し支援しています。
その他、町内避難所の機能の強化、向洋駅周辺の整備などバランスよく施策を推進することができました。
■令和6年に向けて
こうした中で迎えた本年も引き続き、「行政のデジタル化」、「頻発する自然災害」、「人口減少・少子高齢化」など、直面するさまざまな課題に的確に対応しつつ、私の目指す、3つの宣言である「広島都市圏で一番の子育てしやすいまち」「志を育む教育のまち」「バランスのとれた行政施策の展開」に係る政策等を地域の声を直接聞き、本年も「住んでよかった」「住んでみたい」「これからも住み続けたい」と実感できる府中町を目指して精一杯取り組んでまいります。
■より良い1年に
結びに、今年一年が町民の皆さまにとりまして、幸多き年となりますことを心から祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
府中町長 佐藤 信治
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