中国五県珠算選手権大会名人位
西山 叶望(かの)さん
今年、中国五県珠算選手権大会で名人位を2年続けて防衛し、そろばんグランプリ広島2024では「そろばん広島県一」となった、西山さん(中央小出身、安田女子大1年)をご紹介します。
■先輩みたいに私もなりたい
小学1年生のとき、お母さんから伊藤珠算塾の体験会への参加を勧められたのがきっかけで、そろばんを習い始めました。珠算塾の先輩がそろばんを早く弾く様子に憧れ、練習に打ち込みました。小学6年生で珠算10段に合格できました。今ではそろばん上達のコツを塾生に教えたり、SNSを通じて大会参加者とシェアしたりしています。
■大会前はやっぱり緊張します
おととし、中国五県珠算選手権大会で初めて名人位となり、昨年と今年、タイトルを防衛できました。大会の前には不安になり、緊張してしまいます。1日に9時間も練習し、腱鞘炎(けんしょうえん)になったこともありました。大会前日には「これまで練習してきたから大丈夫」とお母さんにトンカツを作ってもらい、験(げん)を担いで本番に臨みます。
■そろばんの魅力
そろばんは自分で目標を決めて集中して打ち込めるのが魅力です。ナンバープレートなど数字を見ると、「頭の中のそろばん」が動いて計算してしまうほど、身についています。通学時間でも問題の読みあげを聞きながら練習しています。今の目標はあと2年勝ち続け、中国五県全てで名人位になること。もっともっと、そろばんがうまくなりたいです。
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