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6月は「環境月間」 「カーボンニュートラル」の実現を目指して

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広島県府中町

6月は「環境月間」、6月5日は「環境の日」です。この機会に、これまで気づかなかった環境についての発見、身近なところで進んでいた環境への取り組み、ご自身がこれから始めたい、または継続している環境への取り組みについて考えてみましょう。

■カーボンニュートラルとは?
温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすること!
“実質ゼロ”というのは、単純に二酸化炭素の排出をゼロにすることではありません。二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの「排出量」と、植林・森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量を削減し、吸収作用の保全および強化をする必要があります。

出典:環境省脱炭素ポータル( https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/)

■カーボンニュートラル宣言
近年、地球温暖化が原因とみられる気候変動の影響により、世界各地で猛暑や大雨、大規模な干ばつなどの異常気象が多発しており、その対策は喫緊の課題となっています。
2015年に国連気候変動枠組条約締結国会議により合意されたパリ協定では、「世界の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち1.5℃に抑える努力をする」ことが世界共通の長期目標として掲げられました。
日本では、2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、2021年10月には中期目標として、2030年度までの温室効果ガス排出削減目標を2013年度比で46%削減とし、さらに50%の高みに向けて挑戦を続けることが発表されました。
府中町でも府中町第2次環境基本計画に「脱炭素社会の実現」を明記し、国や広島県との連携を図り、町民・事業者と一体となって、温室効果ガス削減に向けた取り組みをより一層推進することとし、2023年3月に「府中町ゼロカーボンシティ」を宣言しました。

■できることからはじめよう
カーボンニュートラルの実現には、一人ひとりのライフスタイルの転換が重要です。暮らしの中でできることを一部紹介しますので、できるところから取り組んでみましょう!

◆CO2の排出量の少ない交通手段を選ぼう
自動車からは多くのCO2が排出されています。徒歩、自転車や公共交通機関など自家用車以外の移動手段を選択してみましょう。また、自家用車に乗るときは、エコドライブを心がけましょう。

◇エコドライブの一例
・エアコンの使用は適切に
・車間距離にゆとりをもって
・ふんわりアクセル「eスタート」
・タイヤの空気圧をチェック!
・不要な荷物はおろそう
出典:環境省デコ活ウェブサイト( https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/)
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。

◆エネルギーを節約・転換しよう
再生可能エネルギーの活用(太陽光発電の設置など)や、省エネ家電の導入を検討してみましょう。
また、宅配サービスの再配達をなくすために、日時指定や宅配ボックスなどを利用しましょう。

◇再エネ等設備の導入を支援しています
府中町では、住宅に太陽光発電システムや家庭用燃料電池(エネファーム)、家庭用蓄電池を設置する家庭に補助金を交付しています。導入を検討している場合はぜひ活用してください。詳しくは町HPをご覧ください。

◇うちエコ診断を受診してみよう!
家庭の年間エネルギー使用量や光熱水費などの情報をもとに、お住まいの気候やご家庭のライフスタイルに合わせた省エネ、省CO2対策の提案を受けられます。うちエコ診断を受診し、効果的に省エネ対策をしてみましょう。

◆3R(リデュース・リユース・リサイクル)
ごみの処理には膨大なエネルギーがかかるため、まずはごみを減らすことが大切です。ごみ減量のため、“R”で始まる次の3つの取り組みを心がけましょう。

“Reuse(リユース)” ~くりかえし使う~
自分ではもう必要ないとごみに出す前に再利用できないか、考えてみましょう。
・まだ使えるものは必要な人へ譲るまたは売却する。
・「おいくら?」でリユースショップに手間なく買い取ってもらう
・「ジモティー」で地元民同士で手軽に譲り合う
※府中町では「おいくら?」「ジモティー」と連携し、リユースを推進しています。

“Reduce(リデュース)” ~ごみの量を減らす~
ごみになるものを家庭に持ち込まないよう、普段の暮らしで心がけましょう。
・マイバッグやマイボトルを持ち歩く
・シャンプーや洗剤は詰替用品を選ぶ

“Recycle(リサイクル)” ~資源として再利用する~
分別して処分することで、再び利用され、ごみの減量化にもつながります。
・有価物の収集日にきちんと分別してごみ出しする
・リサイクル資源を活用した商品を選ぶ

問合せ:環境課
【電話】286-3244

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