![クリエイティブ・コモンズ](https://mykoho.jp/wp-content/themes/mykoho/img/common/icon_cc-by2.png)
パソコン、スマートフォン、ゲーム機など、さまざまな電化製品に使われている「半導体」。便利な生活を支え、デジタル社会に欠かせない半導体は本市でも作られ、さらに進化を続けています。
私たちのまちの工場や研究所をのぞいてみましょう。
■半導体が使われている製品
いろいろな種類の半導体デバイスを組み合わせて作られているよ。
・スマートフォン
・パソコン
・AI(人口知能)
・医療機器
・自動車
・太陽光パネル
・ゲーム機
・LED電球
・家電製品
■八本松で作られているDRAM(ディーラム) すごい記憶力の半導体
八本松町の吉川地区工業団地にあるマイクロンメモリジャパン広島工場は半導体メモリ「DRAM」の開発と製造を行っています。
◇DRAMとは
Dynamic Random Access Memory(ダイナミック ランダム アクセス メモリ)の略。一時的に大量のデータ(情報)を保存できる半導体メモリ。
◇DRAMの特徴
1.小さいのに大容量のデータを保存!
指先にのるくらいの小さなDRAMチップですが、膨大な量のデータを記憶することができます。
例えば、16ギガビットのDRAMでは一般的なスマートフォンの解像度の写真を約1,000枚保存することができます。
2.データ処理が高速!
データ(情報)を読み書きするスピードが速い!例えば1秒間に約300枚の写真を一気に読み出すことができます。
◇材料のウエハー
・「シリコンウェハー」という円盤状の基板の上に、微細加工技術を用いて電子回路を形成し「DRAM」を製造します。
・直径30cmのシリコンウェハー上に約1,000個※のDRAMを製造できます。
※記憶できる容量によって変わります。
〔半導体クイズ〕
半導体の基板となる「シリコンウェハー」。原料は何?
〔半導体クイズの答え〕
ケイ石(せき)
原料は「ケイ石」という二酸化ケイ素からなる鉱物です。このケイ石を加工し、純度を99.999999999%(イレブンナイン)にまで高めたもので、ほぼ純粋なシリコン(ケイ素)の結晶です。
◇工場の中は…
・とっても清潔!
ちりやほこりは大敵。小さなごみも侵入できない「クリーンルーム」という高い清浄度が保たれた空間で作られています。
・ロボットが活躍
製造過程のほとんどが自動化されていて、数千台の装置やロボットが活躍しています。
◇コラム
半導体の製造にはたくさんの水を使用するため、マイクロンメモリジャパンは、周辺地域の水資源を回復させるプロジェクトを支援するなど、地球環境改善に取り組んでいます。
安芸津町では泥の干潟に粉砕カキ殻を混ぜ込み、水生生物に適した水質へと回復させるプロジェクトが進行中。
問い合わせ:産業振興課
【電話】082-420-0921
<この記事についてアンケートにご協力ください。>