■西条子ども食堂 コジー
10月21日(土)、西条子ども食堂コジーに、次々と子どもたちがやって来ます。「よく来たね」と出迎えるのは地域の人たち。10時になると、遊びの時間の始まりです。
この日の遊びは、段ボール箱を使った空気砲作り。「三角や星型にくり抜いた段ボール箱をたたくと、どんな形の煙が出てくるかな?」。スタッフの問いかけに、子どもたちは興味津々。工作では学生スタッフが見守る中、思い思いの作品を夢中で完成させていきます。初めて参加した親子は「いろんな人が話しかけてくれて楽しい」とうれしそうでした。
コジーではフードバンクや近所の農家から食材の提供を受け、毎月第3土曜日に子ども食堂を運営しています。遊びの時間の傍らボランティアスタッフが調理し、お昼はみんなでテーブルを囲みます。地域の高齢者には弁当を作り、配達もしています。
子ども食堂という名称ですが、参加対象は子どもだけではありません。近くに日本語学校があることから、外国籍の人たちが参加することもしばしば。スタッフも、地域の人から学生、イベント団体など年齢や立場はさまざまです。県外出身の大学生鶴田凜さんは「外から来た人でも受け入れてくれる温かさがある」と話します。
コジーの活動は、今年で3年目。代表の木元万紀さんは「多世代の人たちがつながる、心地よい場になってほしい」と願います。
問い合わせ:広報戦略監
【電話】082-420-0919
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