まちのわだい

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■豊栄町の自然と歴史を巡る旅～吉原編～
4月27日(木)、豊栄町吉原地域の自然や文化遺跡を徒歩で巡るツアーがありました。東広島市と三次市から計20人が参加。地元の住民自治協議会会長たちが案内役を務め、約4キロを3時間かけて回りました。
最初の見どころは、吉原地域が誇るエヒメアヤメの里。住民や地域センターが手入れをし、保護してきた花です。河内町から参加した藤山文江さんは「かれんでかわいらしい。手をかけて守り続けてきた人々の思いの結晶」と感動していました。
続いて訪れた天神原古墳群では、山道の草花をかき分けながら進んだ先で石室を発見。実際に中に入った参加者は、歴史の重みを感じている様子でした。
山道を抜けると、吉原地域の名の由来とされている吉原氏ゆかりの杉城、瀬賀山城跡が一望できます。豊かな自然と歴史情緒あふれる風景に時折歩みを止めながらゆっくりと散策していきます。
最後は、特産品の「吉原ごぼう」がとれる畑を見学。花こう閃緑岩が長い年月をかけて風化することでミネラルを多く含む黒土になります。あくがなく柔らかく、皮をむかずにそのまま食べられる吉原ごぼうの解説に参加者たちは熱心に聞き入っていました。
晴天に恵まれ、爽やかな汗を流した参加者たちからは「色とりどりの景色に心が和んだ」といった感想が寄せられました。吉原地域の魅力が詰まったツアーとなりました。

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