■みんなで民話を語るゼミナール(みんみんゼミ)
2月上旬、河内町の小田地域センターににぎやかな声が響きます。「みんなで民話を語るゼミナール(みんみんゼミ)」の皆さんです。小田地区に残る民話を紙芝居や動画で次世代に語り継ごうと平成25年から活動しています。
この日の作業は紙芝居の制作と練習、新作の音声録音。「記憶に残る方法で」とのこだわりから、セリフを含め、音声は全て住民が担当しています。初めて録音に臨んだ河内小6年森原麻結さんは「緊張したけど頑張った。自分より小さな子たちに見てほしい」と笑顔で話していました。
活動は今年で11年目。制作した紙芝居は26作品となり、年10回程度、小学校などで披露しています。劇中の効果音はバイオリンや太鼓などを使って表現しており、団体の立ち上げ時から携わる中原伸夫さんは「昔から伝わる物語をどう残していくか、アイデアを出し合っている」と語ります。
代表の末岡紀代美さんは「住民みんなで作る経験を通して、この地域を愛し、ここに帰ってくるよすがにしてほしい」と願います。
問い合わせ:広報戦略監
【電話】082-420-0919
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