特集 大切な住まいを未来へつなぐ(1)

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■空き家を放置していませんか?
空き家を放っておくと老朽化が進み、防災や防犯の面で危険を及ぼすだけでなく、近所に迷惑をかけたり、お金がかかったりとさまざまな問題が起こります。
活用可能な空き家なら、移住者の住まいや地域活動拠点として利用することができます。特に人口減少地域では、集落の維持や地域の活性化につながります。大切な住まいを無駄にせず、地域を元気にする資源として生かす方法を考えてみませんか。

■空き家を放置するとこんな問題が…
◇維持管理する責任
空き家の所有者や管理者は、法律で維持管理する責任が定められています。

◇お金がかかる
住んでいなくても、維持管理費用、固定資産税、破損部分の修理費用がかかります。

◇住まないと劣化が進む
住まいに必要な換気や通気がされない家は、一気に劣化が進みます。資産価値の低下や修理費の発生も招きます。

◇周囲に悪影響
老朽化した空き家は倒壊の危険、景観の悪化、野生動物や不審者の侵入など周囲の人の不安を招きます。

◇相続で困る
空き家について話し合いや相談をせずにいると、相続した後に、管理や処分が進まず後々困ってしまいます。
※令和6年4月1日から相続登記の申請が義務化されています。

◇価値が下がる
空き家は今後も増加し、世帯数は減少する見込み。ニーズが減れば価値は下がります。

■東広島市における空き家の現状
◇空き家の数が増えています
空き家の中には、倒壊の危険性や倒壊した際に周辺に危険を及ぼす可能性があるものがあります。特に志和、福富、豊栄、河内、安芸津地区では、空き家の増加が著しく、今後も所有者や管理者の高齢化により、放置される空き家が増えていくことが予想されます。
一方で、市内の約6割の空き家は、小規模の修繕で再利用が可能な状態です。放置している空き家を地域の資源として活用することが求められています。

◇東広島市の空き家数の推移
平成28年度：3,760軒
↓
令和3年度：3,947軒
5年間で187軒増加
※実態調査より

■東広島市の重点的な取り組み
◇空き家の増加を防ぐ

■空き家対策補助金
空き家の利活用・解体などに対して支援を行っています。