市民の皆さまが健やかに新年を迎えられましたことを心よりお慶び申し上げます。また旧年中は、市政の推進に格別のご理解とご協力を賜りまして、厚くお礼を申し上げます。
昨年は、市制施行50周年の節目を迎え、さまざまな記念事業やイベントを通して、市民や企業の皆さまと共に先人が苦労して築かれてきた本市の歩みを振り返るとともに、今後のさらなる飛躍と次世代への期待を共有する喜ばしい年となりました。
また、広島に原爆が投下されてから80年という節目を迎える中で、日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞されたことは、平和を願う私たちにとって、大変意義深い年でもありました。
この受賞は、世界の恒久平和の実現のほか、本市がまちづくりの中で目指している誰一人取り残さないSDGsの達成や創り出していく平和であるポジティブピースの実現にもつながっていくものと考えております。
本年は、新たな50年の歩みを進める年でございます。
本市が引き続き選ばれ魅力あるまちとなるためには、大学との共創の取り組みであるTown and Gownを中心とした新たなまちづくりをさらに多方面に発展させるとともに、高齢者や子どもなど多様な主体が世代や文化の違いを超えてつながり、対話を深める機会を増やしていくことによる地域共生社会の実現が重要となってまいります。
今後も、市民の皆さまお一人お一人がWell-being(幸福感)を感じられる「やさしい未来都市東広島」の実現に向けたまちづくりを皆さまと共に全力で取り組んでまいりますので、引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
新しい年が、市民の皆さまにとりまして、実り多き素晴らしい一年となりますよう心から祈念申し上げます。
令和7年1月
東広島市長
髙垣 廣德
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