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ETAJIMA GoON!Vol.32

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広島県江田島市

“つなぐ・つながる”をテーマに市内で活躍する人やお店をリレー形式で紹介!

■有限会社徳永豆腐店(大柿町)
代表取締役 徳永達也(とくながたつや)さん

▼企業紹介
1926年創業。市内で唯一の豆腐製造販売店。2012年に直売店・島の駅「豆ヶ島」をオープン。大豆うどん、盛り放題豆乳ソフトクリーム、日本一辛い鬼壺豆腐などがテレビで話題に。2023年オープンの「鬼のおやつMIKIYO」は、徳永豆腐店初代の祖母・ミキヨさんから名付けた。継承する思いと新たな味を豆腐スイーツ専門店で提供する。

▼背中追いかけ、極める豆の道
代表取締役を務める徳永さんは大柿町出身。物心ついたときから店の手伝いが日課だった。父と共に車で島内を周り、運転免許をとると自ら配達。高校卒業後に広島市でのホテル業を経て徳永豆腐店三代目に就いた。
今や江田島市を代表する名所となった島の駅「豆ヶ島」。お客さんと繋がりたい、直接販売する店を作りたかった、子供の頃からの夢。島全体を感じてもらえる店を目指し、自社ブランド「こだわり豆腐工房」は枝豆豆腐ほか現在25種類。分量や温度、タイミングなど、イメージした味に近づけるのに苦労しながら完成させた。この味がいいと選ぶお客さんのために作る姿勢で、一つずつ増やしていった。
長男・隆也(りゅうや)さんと次男・哲弘(てつひろ)さんは、徳永さんの跡継ぎとして店を支える。「鬼のおやつMIKIYO」では、豆腐バスクチーズケーキやプリンなどオリジナルスイーツを展開する。「将来的に新たな商品を作るとき、豆腐を豆腐で出すことだけが私たちの仕事ではないんじゃないか」という思いが起点となった。豆腐は食事で、おやつは食事と食事の間にあるもの。未着手の商品で新業態に参入でき、二世帯でやっていけると考えた。どこかの真似ではなく、ゼロから始めて研究して自分で作る。家族でも遠慮なく意見を言い合い、味に妥協を許さない。
広報えたじまをご覧の方にメッセージをいただいた。
「皆さんに楽しんでもらえること。欠かせない存在、ずっとあってほしいと思ってもらえるようなお店作り商品作りを、これからも忘れずやっていきたい」と徳永さん。利用者の望むものを先に提示する姿勢を若き頃のホテル業務から会得した。美味しいものを作り研究熱心な父が職人魂の礎。四代目も先人の背中を追いかけ、力強く歩んでいる。

▼店舗情報
▽島の駅豆ヶ島
住所:大柿町飛渡瀬601-1
営業時間:11時~16時
定休日:火曜(祝日の場合翌水曜)
【電話】(0823)40-3038

▽鬼のおやつMIKIYO
住所:豆ヶ島敷地内
営業時間:11時~16時
定休日:火・水曜
【電話】(0823)36-6606

毎月中旬頃にA3判のフルカラー版を江田島市ホームページで更新します

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