つむぐ通信シリーズ連載その94

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「つむぐ通信」では、地域おこし協力隊員が、月替わりで活動内容やイベントなどのお知らせ、地域おこしに関する企画や提案を紹介していきます。

■江田島市地域おこし協力隊
空き家活用ディレクター：蛇草孝介
国際交流支援員：大方芳恵
えたじま里海ナビゲーター：守本怜矢
観光事業総合プランナー：竹林健一

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■今月は蛇草孝介(はぐさこうすけ)さん
だんだんと暖かくなってきましたね。いよいよ春の到来ですね!地域おこし協力隊の蛇草孝介です。
今月で任期の3年間を終えることとなりました。早いもので、移住したのがつい昨日の事と感じてしまうくらい、あっという間の3年間でした。
空き家の活用ディレクターという肩書きをいただき、何もわからない中、江田島市の空き家を必死に回ったのは本当に懐かしい思い出です。
この3年間、空き家に関わることをとにかく色々とやってきました。
調査やVR撮影、チラシ配り、学生とDIYや空き家ツアー企画など、思い返すと様々なことをやってきたなぁとしみじみ感じます。
その中でも特に力を入れたのは古民家を使った場作りになります。江田島市に来て、廃屋になった空き家を目の当たりにする機会がたくさんありました。利活用もできないどうしようもなくなった空き家、「空き家=負のイメージ」を目の当たりにし、もっと空き家の利活用がプラスのイメージにならないかと思い、考えたのが江田島町切串に作った空き家複合施設計画になります。(KIRIKUSHI COASTAL VILLAGE)
地域に賑わいがない、お店がない、集まる場所がないなど様々な問題がありますが、空き家に人を集める、集客も含め店舗をいくつか入れ、賑わいをつくる、外からも来やすいよう港近くの空き家を使うなど、構想を考え、計画をスタートしました。
最初からうまくはいかなかったのですが、たくさんの人たちの助けを借りながら、少しずつ作り上げていき、広島県の中山間地域の取り組みとして表彰される「里山グッドアワード」にも選ばれることができました。
現在は4月からの予定も入れテナント7つ、オフィス1つ、宿泊5部屋(貸切+ゲストハウス)として稼働していくことになります。
江田島市盛り上がっているな!こんな面白い場所で何かしたい!空き家使って何かしたい!こんな人が増えたらいいなと思っています。
この施設が呼び水となり、江田島市にたくさんの人が興味を持ってもらえる場所になるよう引き続きみんなで力を合わせて頑張っていきたいと思います。
最後になりますが、この3年間、普通の生活では送ることのできない貴重な経験をすることができました。
そして本当にたくさんの人たちとのつながりを作れた3年間でした。
関わっていただいた方々、色々と応援いただいた方々、本当にありがとうございました。まだまだ江田島市でやりたいことがたくさんありそうなので、江田島市に留まりながら、外の仕事も増やし、外で得た知識を江田島市に還元できればいいなと思っています。任期終了後はKIRIKUSHI COASTAL VILLAGEにおりますので、遊びに来ていただけると嬉しいです!
3年間ありがとうございました。