“つなぐ・つながる”をテーマに市内で活躍する人やお店をリレー形式で紹介!
■有限会社佐々木割烹大学(大柿町)
代表 佐々木鉄次(ささきてつじ)さん
店舗紹介:祖母が開業した佐々木商店が始まり。宴会などの需要に合わせ、90年代後半に割烹大学となる。京都での修行と広島市での出店を経て、現在は孫の鉄次さんが家業を継ぐ。店内には生け簀があり、格式ある佇まいの割烹ながら、接客の暖かさと家庭的な雰囲気で、世代を超えて広く愛される人気店。
▽現代の新しい和食を作りだすのが一番の喜び
大柿町出身の佐々木さんは、高校卒業後、京都の和食店で修行を積んだ。全国から料理人が集まる厳しい業界で、日々切磋琢磨して調理技術を学んだ。
家業を継いだ今は、師匠、先輩から受けた教えを忠実に守りながら、現代の新しい和食を作りだすのが一番の喜びと語る。「多様な食材の持ち味を活かす技法と考え方は勉強になりましたね」佐々木さんは当時を振り返りつつ、割烹大学では現代的なアレンジも欠かさない。
取材に訪れた昼食時も年配のご夫婦、若年層の団体客など、全く客が途切れない様子に驚かされる。若い人には好みのアクセントをつけたり、時代に合わせた多種少量も意識する。年齢によって素材や味も変えるきめ細かな技が人気の秘訣だ。地元の食材だけに限定せず、仕入れの選択肢を広げ、地産地消に一石を投じたいと考える。食を追求する真摯な姿勢こそが、客足の絶えない理由だった。
広報えたじまをご覧の方にメッセージをいただいた。「新鮮な魚介類をいつも取り揃えています。地産地消だけでなく、全国から旬のものも仕入れ、新旧の技で新たな料理にチャレンジしています」と佐々木さん。
匠の技は料理のほかにデジタル機器にも及ぶ。iPhoneと一眼レフカメラを駆使したインスタグラムは開設半年で1000フォロワーを超え、秋の前菜六種盛り映像の閲覧数は12万突破!職人芸ここに極まれり。
▽店舗情報 割烹大学
住所:大柿町大原1174-2
営業時間:11時~14時、17時~21時
定休日:火曜
【電話】(0823)57-2409
毎月中旬頃にA3判のフルカラー版を江田島市ホームページで更新します
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