5月31日は世界禁煙デーです。また、世界禁煙デーに始まる1週間を禁煙週間と定めています。
何年たばこを吸っても禁煙するのに遅すぎることはありません。禁煙は性別・年齢・喫煙による病気の有無を問わず、すべての人々に大きくかつ迅速な健康改善をもたらすと報告されています。喫煙者の皆さん、自分と大切な人の命と健康を守るため、この機会に、禁煙について考えてみませんか。
■COPD(慢性閉塞性肺疾患)を知っていますか?
COPDはたばこの煙などによって、肺の細い気管支が炎症を起こしたり、肺胞が破壊されることで、肺の機能が低下し、せきやたんが増え、呼吸がしにくくなる病気です。主な原因は長期にわたる喫煙で、日本には500万人以上の患者がいると推定されていますが、治療を受けている方は1割にも及びません。本市ではこの病気による死亡率が全国平均よりも高い状況が続いています。
■ここが怖い!COPD
COPDは肺ばかりでなく、虚血性心疾患、骨粗しょう症、糖尿病など全身の病気とも関連が深い病気です。また、一度失われた肺の組織は、元に戻りません。早期に発見し、進行を遅らせることが大切です。
■やってみよう!COPDセルフチェック
□たばこを長期間吸っている、もしくは吸っていた
□息切れしやすい
□呼吸をするとゼイゼイ、ヒューヒューと音がする
□1日に何度もせきが出る
□黄色や粘り気のあるたんがでる
いくつかの症状が当てはまった方は、COPDの可能性があります!
その他に40歳以上で、喫煙歴が20年以上の方は、特に注意が必要です。気になる方は、早めに医療機関に相談しましょう。
問合せ:保健医療課
【電話】0823-43-1639
<この記事についてアンケートにご協力ください。>