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ETAJIMA GoON!Vol.38

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広島県江田島市

“つなぐ・つながる”をテーマに市内で活躍する人やお店をリレー形式で紹介!

■有限会社和光葬祭(江田島町)三﨑有紗(みさきありさ)さん
お客様に寄りそう心と大切な方への思いを形にすること

▽企業紹介
江田島町に1982年設立。どんな宗教にも対応可能な「なごみ会館」(大柿町飛渡瀬)や専門スタッフによる美装納棺など、都市部の時流をいち早く取り入れた。地元に精通した従業員が活躍する、地域密着型企業。

大阪府出身の三﨑さんが、江田島市へ来たのは成人式を終えてすぐのこと。父の昇治さん(現・代表取締役)は家業を継ぐため、都市部での修行に通算25年、祖父の知人の縁で、大阪で葬祭業に就いた。
三﨑さんは父の帰郷に付き添い、和光葬祭の社員となった。創業者である祖父や父の仕事に昔から興味があり、いつかは葬祭関係の仕事に携わりたい思いがあった。8年目の現在、式場対応から日程の段取り、後方支援まで幅広く関わる。
24時間年中無休の対応に激務の印象があるが、従業員の希望の休日を確保するなど労働環境の向上を図る。一方、中高年層が中心の従業員を案じ、今後の増員も考えている。繊細で、多様な対応の葬祭業において「大切な方への思いを形に、お客様に寄りそうことが大事」と三﨑さんは語る。
和光葬祭では入会金の1万円のみで葬儀費用の軽減などサービスが受けられる会員制「なごみの会」を設け、家族を含めた連絡手段としても活用をすすめる。また「周りに迷惑をかけたくない」と葬儀の事前相談※に訪れる人も多い。「年齢に関わらず、ある日突然、何があるか分からないというのは常に思うんです。その時が来るまで考えたくないことですが、実際来た時にはその余裕が無いことが多いと感じます」と三﨑さん。
今後について「いろんなことを逆算して考えていかないと」と早くも思案を巡らせる。地域密着型企業としての在り方、人との繋がりなど後継者としての課題も多い。
「次の次を見ている『速さ』が違う」と大阪の流れを体感した父は、労働環境の改善を図り、都市部の時流を取り入れた。父の背を見てきた三﨑さんが、この先どう成し遂げるか注目したい。
※事前相談(無料)…費用や進行など全体的な相談のほか「故人がファンだった歌手の歌を、送り出すときに流してほしい」「生前に作った手芸品を葬儀場の展示や会葬品に」「菊よりもピンク色の花で飾りたい」のような葬儀内容の要望にもきめ細かく応える。

▽企業情報
住所:江田島町鷲部3丁目1-8
営業時間:24時間年中無休
【電話】(0823)42-4444

広報掲載から翌月頃にA3判フルカラー版を江田島市ホームページで更新します

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