市内における効果的な有害鳥獣被害の防除を目指し、tegos(一般社団法人広島県鳥獣対策等地域支援機構)に依頼し、イノシシ被害の多いエリアを中心に、有害鳥獣対策の点検を行ったところ、設置方法が適切でないワイヤーメッシュ柵や、地域の中にある誘引要素などを発見しましたので、一例として報告します。
本市の有害鳥獣対策の柱となる総合防除(捕獲、防護、環境改善を一体とした対策)は、それぞれが、高い水準で機能していることにより、効果を発揮します。皆さまにおかれましても、適切な対策が出来ているか今一度ご確認をお願いします。柵の設置など、有害鳥獣対策において、ご不明な点は、上記イノシシ110番までお問い合わせください。
■点検による改善箇所
1.防護
(1)電気柵
1)電気線の高さ(間隔)が広い箇所がある
2)草が電気線に接触して漏電している
3)夜間しか通電しない設定になっている
4)通電していない電気線が張られている
(2)ワイヤーメッシュ柵
1)細い鉄筋を使っている
2)マス目が広い(マス目が15cmだとウリ坊が入る)
3)接地部分が十分に補強されていない
4)柵同士の接続部分が強度不足
2.環境改善
・田畑に撒いた野菜クズや守られていない、防護されていない畑の農作物にイノシシが誘引されている。
・収穫しない放置果樹の果実が地面に落ちイノシシの誘引につながっている。
・人家の近くに草が生い茂り、イノシシなどのねぐらになっている。
問合せ:イノシシ110番
【電話】0823-43-1652
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