市では、市民の皆さんの「日常生活や交流を支え、魅力的で持続可能な公共交通サービスを提供します」を基本理念に、地域公共交通計画を策定し、公共交通サービスの維持・確保に取り組んでいます。今回は「モビリティ人材育成事業」についてご紹介します。
今年度、国の共創・Maasモデル実証プロジェクト(モビリティ人材育成事業)を活用し、沖美町沖地区を舞台に事業を実施しています。
この事業の目的は、参加者が、「公共交通の現状や課題、制度上の制約」などの現状認識を共有し、最適な移動のあり方を検討し、利用者・交通事業者意識の共通化や利用者の行動変容を促すことで公共交通の利用拡大につなげていくことです。このことを目的に「移動に困難を抱える高齢者・障がい者のニーズにどう対処し公共交通の利用拡大に繋げていくか」をテーマに勉強会・ワークショップ・施策検討会を実施しています。
■9月14日(土)勉強会の実施
本市の公共交通の現状を説明した後、岡山大学の橋本教授に公共交通の特性・利用促進などについて講演をいただきました。その後、公共交通の利用を阻害する要因について意見交換を行い、参加者からは「バス停まで遠く、移動が大変」や「ゆめタウンに行く場合に、乗り継ぎの待ち時間が長く使いづらい」といった意見が出ました。
■10月14日(月・祝)ワークショップの実施
勉強会で出た意見を元に話題提供を行った後、「わたしたちのテーマ」と題し、グループに分かれて意見を出し合いました。参加者からは「おれんじ号のダイヤ・ルートの改善」や「ライドシェアの活用」といった意見が出ました。
■12月15日(日)および1月(日付未定)に施策検討会を実施予定
勉強会やワークショップで出た様々な意見を元に次年度以降の具体的な施策に繋げていくため、施策検討会を実施する予定です。
問合せ:企画振興課
【電話】0823-43-1630
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