文字サイズ
自治体の皆さまへ

人権とわたし

27/45

広島県熊野町

■HIV感染者等の人権
HIV感染者およびエイズ感染者に対しては、間違った知識や思い込みによる差別意識から、医療の拒否、就職や入学の拒否など多くの人権問題が生じています。こうした偏見をなくすため、病気についての正しい知識の普及や、患者などの立場に立って考えることが大切です。
○HIVとエイズは同じもの?
HIVはエイズの原因となるウイルスのことで、エイズはHIVに感染して発症する病気の総称です。HIVが体内で増殖し、身体の免疫力が低下することによって発症するのがエイズ(後天性免疫不全症候群)です。免疫力が低下することで、健康な人なら防げる感染症や悪性腫瘍にかかりやすくなってしまいます。

○HIVはどうやって感染するの?
HIVの感染経路は「性的接触」、「血液感染」、「母子感染」の3つです。現在国内では、「性的接触」による感染が最も多いです。
《次のことでは感染しません》
・握手や軽いキス ・風呂やプール
・同じ皿から料理を食べる、飲み物の回し飲み
・つり革や手すり ・せき、くしゃみ
※血液のつきやすい歯ブラシ、かみそり、ピアスなどは自分専用のものを使いましょう。

○私たちにできること
家族や友人など、周囲の人たちに感染前と同様に接してもらうこと、病気を理解してサポートしてもらうことが何よりも心の支えとなります。そのためには、HIVに感染してもエイズを発症していなければ、ほぼ今まで通りの生活ができること、日常的な活動では感染することがないことなど、正しい理解と認識を持つことが必要です。
出典:人権啓発冊子『「気づき」から「きずな」へ』
(令和4年2月広島県発行)
(生活環境課)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU