■私たちの生活を支える「水」。
1日にいったいどれくらいの水を使っているか知っていますか?
全国の1人1日あたりの生活用水の使用量は約262L(令和2年度時点(※1))との調査結果があります。また、家庭内での使用目的別にみると、最も多いのが「お風呂」、続いて「トイレ」、「炊事」となっています。
そんな私たちが使った後の「汚れた水(生活雑排水)」は、そのまま川や海に排出してしまうと、水質汚濁の原因となってしまいます。
生活に欠かせない水を汚さないためにも、「浄化槽」を設置して、生活雑排水をきれいにして放流しましょう。
出典:
※1「令和5年版日本の水資源の現況について」(国土交通省)
※2「令和3年度一般家庭水使用目的別実態調査」(東京都水道局)
[一般家庭における目的別使用水量割合](※2)
■教えて、ふでりん♪
「浄化槽(じょうかそう)」ってなぁに?
トイレやお風呂、台所などから出る汚れた水を各家庭できれいに処理するための設備のこと。
公共下水道と同じ水準で水をきれいにするだけでなく、使った水をその場できれいにして中小河川に戻すため、川の流水量を維持するのにも役立つ優れものなんだ!
地中に埋められているから、普段は見かけることはないけど自動車1台分くらいの大きさだリン♪
家庭用の小型浄化槽には、「単独処理浄化槽」と「合併処理浄化槽」があるリン♪
合併処理浄化槽を使用すると、単独処理浄化槽と比べ、公共用水域に排出される汚れを約8分の1まで減少させることができるんだ!
単独処理浄化槽(※3)…
し尿(水洗トイレからの汚水)だけを処理するため、それ以外の排水(台所・風呂・洗濯など)は処理できない
合併処理浄化槽…
し尿とそれ以外の排水の両方を合わせて処理できる
※3 単独処理浄化槽の設置は、平成13年4月1日から原則禁止されています。現在設置されている単独処理浄化槽は、合併処理浄化槽に設置替えするよう努めてください。
■補助金を活用しませんか?
公共下水道認可区域以外の区域で、主に居住を目的とした自己用住宅に小型合併処理浄化槽を設置するときは、予算の範囲内で補助金が受けられます。詳しくは、生活環境課までお問い合わせください。
問合せ:生活環境課
【電話】820-5606
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