■お酒との上手な付き合い方
全本格的に暑さが厳しくなる8月は、長期休暇でキャンプやお祭りなど、楽しいイベントもたくさんある月です。新型コロナウイルス感染症に関する規制も解除され、たくさん人が集まる機会に、宴会を楽しむ人も増えたのではないでしょうか。そこで今回は、お酒と上手に付き合うポイントを紹介します。
○日本人とお酒
長期間多量の飲酒をすると、生活習慣病や肝臓の病気、がん、アルコール依存症のリスクが高まります。
そもそも日本人の41%は遺伝子的にお酒に弱い、または、お酒が飲めない体質と言われています。アルコールを分解する酵素の働きが弱い・持たない人は、少量のお酒でも血液中のアルコール濃度が高くなり、血液を通じて全身を巡るため、身体への負担が多くなります。
[生活習慣病のリスクを高める純アルコール量]
男性40g以上、女性20g以上(2024年2月厚生労働省『飲酒に関するガイドライン』より)
[純アルコール20g(1合)の目安]
要注意!ストロング系のお酒(度数9%)は350ml(1缶)飲むだけで、純アルコール量25gとなり、2缶飲むと40gを超えてしまいます。
○お酒を飲むポイント
・あらかじめ飲む量を決めておく
・食事と一緒に、ゆっくり飲む
・水やノンアルコール飲料を合間に飲む
・おつまみにアルコールを分解する酵素を働かせる成分(ビタミンB1、ナイアシン、ミネラル)を含むものをプラスする
[例]枝豆、冷や奴、刺身、あさりの酒蒸しなど
・週1~2日の休肝日をつくる
・お酒で憂さ晴らしをしている場合は、その他の気分転換の方法を見つける
[例]運動、音楽、読書など
飲酒量からアルコールの分解にかかる時間を簡単に計算できるサイトはこちらから
「スナッピーパンダ」を検索
○飲酒習慣を確認してみましょう
アルコールを分解する力は人それぞれです。飲めない人や飲まない人に「お酒を無理にすすめない」ことも大切です。健康に配慮しながら、おいしいお酒と長く付き合っていけるよう、できることから取り入れてみてください。
また、町では『依存症なんでも相談』を開催しています。飲酒習慣をチェックしてみて、点数が高い、アルコール量が気になる、本人は困っていないが周りの人は心配しているなど、気になることがあれば気軽にお問い合わせください。
飲酒習慣のチェックはこちらから
「広島県 AUDIT」を検索
(健康推進課)
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