■土砂災害の種類と注意すべき前兆現象
台風や大雨、地震などの際には、土砂災害にも注意が必要です。がけ崩れや土石流、地すべりなどの土砂災害は、すさまじい破壊力をもつ土砂が一瞬にして多くの人命や住宅などの財産を奪ってしまう恐ろしい災害です。次の前兆現象が起こっていないか十分に注意し、早めの避難を心がけましょう。
◆がけ崩れ(急傾斜地崩壊)
斜面が突然、崩れ落ちるのが、がけ崩れです。大雨や長雨で地面に水がしみ込んで起こりますが、地震によるものもあります。前ぶれがあまりなく、一瞬で崩れます。
○こんな前兆現象に注意!
・がけにひび割れができる。
・地下水やわき水が止まる。
・小石がパラパラと落ちてくる。
・がけから木の根が切れるなどの音がする。
・がけから水がわき出る。
◆土石流
山の斜面や川底にある石、土砂などが、長雨や大雨によって、一気に下流に流されるのが土石流です。流れるスピードは時速20kmから40km以上とたいへん速く、大きな岩がまじっていることもあります。
○こんな前兆現象に注意!
・山鳴りがする。
・腐った土の匂いがする。
・急に川の水が濁り、流木が混ざり始める。
・立木がさける音や石がぶつかり合う音が聞こえる。
・雨が降り続いているのに川の水位が下がる。
◆地すべり
地面は、固さや性質の違ういくつもの層が積み重なってできています。地下水が粘土のようなすべりやすい層の上にたまり、その層から上の地面がゆっくり動き出すのが地すべりです。
○こんな前兆現象に注意!地面がひび割れたり陥没する。
・家や擁壁に亀裂が入る。
・がけや斜面から水が噴き出す。
・樹木や電柱が傾く。
・井戸や沢の水が濁る。
■徳島県地域防災推進員養成研修(短期講座)の受講者募集について
この研修は、防災に関する実践的な知識や技能を習得し、地域防災力向上に向けた取り組み等を積極的に推進できる「防災リーダー」を養成することを目的としています。
なお、本研修の修了者は、特定非営利活動法人日本防災士機構が実施する「防災士資格取得試験」の受験資格が得られます。
講義日程:令和6年10月1日(火)、2日(水)8時50分から18時まで
会場:あわぎんホール 大会議室
受講料:無料(ただし、教本代4,000円が必要です。)
※また、防災士資格取得試験の受験を希望される場合は、受験料3,000円、防災士登録料5,000円が別途必要になります。
その他:防災士資格の取得には、消防署等が実施する「普通救命講習修了証」を取得していることが必須条件です。
また、町では防災士資格取得にかかる補助制度があります。詳しくは企画防災課までお問い合わせください。
申込期限:令和6年7月17日(水)午後5時まで
※申込者多数で定員オーバーになった場合、抽選等になる場合がありますので予めご了承ください。
問合せ:上板町役場 企画防災課
【電話】088-694-6824
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