■令和6年能登半島地震
企画防災課 主事 石川 俊
このたび、5月21日から27日の間石川県輪島市門前町において、能登半島地震被災支援に従事いたしました。
私は、門前総合支所において、罹災(被災)証明発行業務に従事いたしました。
派遣先である輪島市門前町では、雪の重みや潮風による劣化に強い「能登瓦」を使用した伝統的な木造の日本家屋や建物が多く、地震の揺れにより、屋根荷重に耐えきれず、1階部分が押しつぶされ、倒壊した建物が町内でも多くありました。
また、外観目視による一次調査ではわかりにくい内部の損壊が激しい建物も多く、二次調査(内部立入調査)を求める申請が多くあり、被害状況の把握に時間を要しておりました。
ただ、地震発生から約半年が経過し、地元の学校や商店、飲食店の再開、避難所から仮設住宅に移られる方も多く、徐々にではあるものの復興の兆しが見られました。
今回の災害派遣を通して、建物の倒壊による被害を少しでも軽減することにより、その後の復興・復旧に影響すると感じ、上板町でも、防災、減災のため、住宅や建築物の耐震化等を進めることが重要であると認識いたしました。
最後になりますが、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
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