■一般質問
●本淨敏之 議員
◇質問1.夏休み等における児童・生徒の家庭外自習場所について
(1)現在、夏休み等における児童・生徒の家庭外自習場所の実態をどの程度把握しているか
答弁:教育委員会事務局長
各校区の学童保育の他に、神宅は文化センター・学校主催のあたごクラブ、東光は馬道会館、松島は学校の質問教室を宿題や自習の場として利用している。中学校は、3年生が学校図書室で10日間学習教室をしている。
(2)現在の実態をどのように考えているのか
答弁:教育委員会事務局長
それぞれの地区や地域で様々な取り組みが行われており教育委員会として非常にありがたいと思う。
再問:学童保育は放課後の子どもの居場所であり、本来、教育の場ではない。利用するのは有料である。通っていない子どもの自習はどうするのか
答弁:教育委員会事務局長
神宅小学校では、「あたごクラブ」という形で自習の場を設けている。各学校に働きかけてこのような形でサポートするようお願いしたい。
(3)町内にある4老人集会所を自習場所として開放してはどうか
答弁:教育長
老人集会所の活用は、子どもにとって新しい学びの選択肢が広がると捉えている。南老人集会所以外の3集会所で児童・生徒の安全管理や鍵の施錠等について地域の方や保護者の方々の協力が必要である。各学校で協議・検討するよう指示をする。
再問:各老人集会所管理の主管課の答弁をお願いしたい
答弁:健康推進課長
管理人のいる南老人集会所で試験的に開放し、利用状況等により今後対応をしたい。
再再問:子ども達の進路保障、学力の保障を考え同時に開始し走りながら修正をしていくようにしてほしい
◇質問2.1人暮らしの高齢者のケアについて
(1)町内の1人暮らしの高齢者数は
答弁:健康推進課長
2020年の国勢調査では上板町内の65歳以上の1人暮らしの高齢者は553名。
再問:毎年調査をして的確に把握する必要があると思うが
日時:答弁:健康推進課長
日時:住民票による現時点の1人暮らし世帯は1033である。2015年の65歳以上の単身世帯は454であり、5年間で約100人増加しているのではないかと考える。調査については検討する。
(2)現在行っているケア体制と内容は
答弁:健康推進課長
緊急通報装置を単身高齢者宅に27台設置、配食サービス時の見守り世帯31世帯、徳島新聞専売所及び徳島生協とは高齢者等見守り活動に関する協定書を締結する等不安解消を図っている。
再問:今、やられている対応を充分であると捉えているか
答弁:健康推進課長
1人世帯の数に比して配食サービス数、緊急通報装置の数は極端に低い。民生委員が個別に対応しているので本当に必要な人には行き渡っているのではないかと考える。徳島新聞、徳島生協にも変化があれば連絡してくれるようになっているので充分とは言えないが精一杯努力している。
再問:民生委員の方々に協力してもらい月に1回くらいは電話をかけたり、顔を見に行くなどの綿密な取り組みが必要ではないか
答弁:健康推進課長
支部内の班長の方に広報紙の配布時に声をかけていただくよう依頼したい。
◇質問3.休耕地等の除草について
(1)現在の休耕地等の数と面積は
答弁:産業課長
前年度実績では荒廃地調査の結果では、421筆、約28haである。
再問:その面積は、町全体の耕作地の何%か
答弁:産業課長
農地台帳システムの上の農地面積は約994haであり、荒廃地は約28haであるので2.82%となる。
再問:休耕地等は増加傾向にあると考えるが、実際の数字の上で増加しているか
答弁:産業課長
過去5年間を合計すると約5.7haで平均すると年間約1.1haで、ほぼ横ばい状態である。
(2)地主への除草要請の手順は
答弁:産業課長
除草の要望があった場合は、現地確認の上所有者又は管理者を確認し、農地の除草対応を文書で通知する。また電話や直接訪問もしている。
再問:文書とか電話で要請しても除草してくれない場合はどのように対応するのか
答弁:産業課長
再度、連絡を取り指導をするが、一段と厳しく指導する。
再再問:協力しない、除草しない所有者・管理者がいる場合に法的処置は執れるか
答弁:産業課長
そのような場合は、所有者等は近隣の住民に迷惑である等々を説明する。訴訟しても諸般の事情等により平行線になると思うので直接会って話をし、解消に向けて努力する。
◇質問4.シルバー人材センターとの連携と除草機具の整備について
(1)除草作業についてはシルバー人材センターに依頼する事が多いと思う。人材センターでは草の刈り払い機で除草をしている状況である。上板町社会福祉協議会の予算は限られているので上板町が大型の除草機を購入の上、貸与すれば除草の効率化が図れるのではないか
答弁:産業課長
所有者等の除草が困難な場合はシルバー人材センターへ相談するように指導文書の内容にも含めて通知している。同センターへの機具の整備等は考えていない。産業課、農業委員会としては、荒廃地の耕耘はアグリサポート上板、高木等の処理は森林組合等を紹介したいと考えている。
答弁:健康推進課長
シルバー人材センターには、年間400万円の運営委託料を支払っているので、機具整備等はその費用の中で対応してほしい。
再問:社会福祉協議会会長でもある町長にも答弁を願いたい
答弁:町長
除草に対応している人は9人しかいない。人材センターへの登録を依頼に回っても登録してくれるのは少ない状態にある。除草機具の整備については、除草作業をしている人及びシルバー人材センターとも協議・検討していきたい。
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