令和4年度下水道事業会計決算のあらまし

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下水道事業会計は、(1)収益的収支と、(2)資本的収支の2本立てで成り立っています。

(1)収益的収支(消費税抜き)
収益的収支では、家庭から出た汚水を処理してきれいにしたり下水道管を維持管理したりするための費用と、その財源にあたる下水道使用料や補助金などの収益を経理しています。
令和4年度末の下水道接続戸数は7,921戸、水洗化人口は1万7,393人、浄化槽汚泥等を含む年間汚水処理水量は292万2,263立方メートルでした。
令和4年度の純損益は1,816万円の黒字となっていますが、他会計や公費で負担すべき事業費に対する収益を除いたときの経費回収率は64.24%となっており、一般会計からの補助金に大きく依存している状況です。

[収益的収支]
収入：10億8,680万円
一般会計からの補助金・負担金など　4億2,262万円(38.9%)
その他の収益　56万円(0.1%)
長期前受金戻入　3億7,969万円(34.9%)
下水道使用料　2億4,811万円(22.8%)
浄化槽汚泥等投入事業負担金　3,521万円(3.2%)
国県補助金　61万円(0.1%)

支出：10億6,863万円
減価償却費など　6億9,995万円(65.5%)
処理場で水をきれいにするための費用　1億6,085万円(15.0%)
人件費　4,108万円(3.8%)
下水道管の維持管理や事業の運営のための費用　4,161万円(3.9%)
借入金の利息　1億2,471万円(11.7%)
その他の費用　43万円(0.1%)

(2)資本的収支(消費税込み)
資本的収支では、下水道施設を建設したり改良したりするための支出と、その財源にあたる補助金や企業債などの収入を経理しています。支出に対して不足する額は、内部留保資金(減価償却費などの現金の支出を伴わない費用で、企業内部に残っている資金)で補てんしました。

[資本的収支]
収入：9億487万円
一般会計補助金・出資金　2億8,216万円(31.2%)
企業債　4億3,660万円(48.2%)
工事負担金など　1,947万円(2.2%)
国県補助金　1億6,664万円(18.4%)

支出：11億9,518万円
企業債元金償還金8億1,459万円(68.2%)
建設改良費3億8,059万円(31.8%)

▽令和4年度に行った主な工事
・公共下水道第1工区工事
・公共下水道第2工区工事
・農業集落排水事業山崎南地区機能強化工事

経営の健全化に向けて、事業計画の見直しを含めた効率化と経費の節減を図り、下水道事業の安定的な運営に努めていきます。

問い合わせ：下水道課
【電話】22-2258【FAX】22-2254