水道事業会計は、(1)「収益的収支」と、(2)「資本的収支」の2本立てで成り立っています。
(1)収益的収支(消費税抜き)
収益的収支では、水道水をつくり、皆さんの家庭に送り届けるために必要な支出と、その財源となる水道料金などの収入を経理しています。
令和4年度末の給水戸数は、15,936戸、年間総配水量は4,809,971立方メートルでした。
令和4年度の純損益は、約3,605万円の黒字となっています。これは、老朽管の更新や耐震化など将来の水道施設の建設費や経営の安定化資金などに使用します。
[収益的収支]
収入:6億308万円
水道料金 4億2,298万円(70.1%)
他会計からの繰入金 8,475万円(14.1%)
長期前受金戻入 7,865万円(13%)
加入金・手数料など 1,234万円(2%)
その他 436万円(0.8%)
支出:5億6,703万円
減価償却費 2億8,094万円(49.5%)
メーター検針・料金徴収費用 6,958万円(12.3%)
人件費など総務費用 6,285万円(11.1%)
家庭まで水を送る費用 6,301万円(11.1%)
原水を浄水場までもってきて水をきれいにする費用 5,459万円(9.6%)
その他498万円(0.9%)
(2)資本的収支(消費税込み)
資本的収支では、水道施設を整備拡充するために必要な支出と、その財源となる企業債などの収入を経理しています。支出に対して不足する額は、内部留保資金(減価償却費などの現金の支出を伴わない費用で、企業内部に残っている資金)で補てんしました。
[資本的収支]
収入:3億291万円
企業債 2億8,100万円(92.8%)
他会計からの繰入金 2,191万円(7.2%)
支出:5億6,764万円
建設改良費 4億148万円(70.7%)
企業債元金償還金 1億6,616万円(29.3%)
▽令和4年度に行った主な工事
・宮内・呉郷線配水管布設工事
・湯吸2号線配水管布設替工事
・山川中央配水池送配水管布設替工事
給水原価とは、有収水量1立方メートルをお届けするために必要な費用です。今年度は、約150円かかったことになりました。費用の内訳は下の図のとおりです。
今後とも市民の皆さんの信頼に応えるべく、安心かつおいしい水の供給と健全経営に努めていきます。
問い合わせ:水道課
【電話】22-2259【FAX】22-2254
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