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市政の窓(1)

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徳島県吉野川市

8月28日、令和5年9月吉野川市議会定例会開会日、原井市長は令和5年度のこれまでの成果と今後の市政運営方針についてその所信を表明し、市民の皆さんや市議会に理解と協力を求めました。要旨は次のとおりです。

この夏は、東京都心をはじめ全国各地で最高気温が35度以上となる猛暑日が、最も多かった昨年を上回る状況となりました。特にお子様や高齢者の方々には、熱中症対策にご注意いただき、自身や家族の安全を最優先に、ご自愛されますよう重ねてお願い申し上げます。
さて、8月15日付の徳島新聞においても紹介されたところですが、川島高校の生徒さんが提案したアイデアが、この度、桑の葉や実を使ったジェラートとして商品化されることとなりました。
この度の商品化は、本年2月に開催した「ふるさと対話集会」において、同校の生徒の皆さんから、地域の魅力や課題の掘り起こしについての解決策として、かつて養蚕業が盛んで、桑が多く栽培されていた本市の歴史に着目した「産官学連携による「桑」産業の創出」についての提案をいただいたことが、きっかけです。
今秋からの販売予定と伺っており、11月頃には、本市ふるさと納税の返礼品として登録することとしています。
若い世代の斬新でわくわくするようなアイデアが、本市の魅力を全国へ向けて発信する一助となることを期待しています。

■市政の動き
▽財政状況
令和4年度一般会計の決算について、単年度の実質的な収支を表す「実質単年度収支」は、2年連続で黒字となりました。また、基金残高が、前年度末から約7・1億円増加した一方、地方債残高は、前年度末から約17億8千万円の減となり、昨年度に引き続き「収支状況」、「基金残高」および「地方債残高」のいずれにおいても健全化が図られています。
しかしながら、財政構造の弾力性を測定する比率として用いられる指標の経常収支比率は、昨年度の88・3%から92・0%と3・7ポイント上昇しており、行財政改革の取り組みを引き続き着実に推進するとともに、身の丈に合った財政運営を継続する必要が明らかとなっています。
今後も慎重な財政運営が求められるところですが、このような状況のなかにあっても、アンテナを高く張り、地域の実情を常に把握しながら、「地域活性化」と「財政健全化」をバランスよく実行していくことが市民の皆さんから負託を受けた私の最大の責務であると考えています。
▽市制20周年
本市は、来年10月に、合併後20年の節目を迎えます。
「市制20周年」を、市民の皆さんとともに祝い、喜びを分かち合い、そして吉野川市民であることを誇りに思う機会となるよう、市民の皆さんの思い出として残る「記念式典」や「特別事業」のほか、例年実施している各種事業をアレンジした「冠事業」、更には20年の軌跡を振り返る「記念誌の発刊」などの実施について、協議・検討を重ねていきます。
本市が歩んできた20年目の節目を契機として、市民の皆さんがふるさとへの深い愛着を感じ、人と人とのつながりを深めるとともに、「ふるさと吉野川市」の素晴らしい豊かな自然環境や文化・産業を次世代へ確実につなげていくことを務めとし、未来に誇れる「夢紡ぐまち」の実現を目指していきます。
▽新型コロナウイルスワクチン接種(秋開始接種)
春開始接種と同様、秋開始接種においても、集団接種は実施せず、個別医療機関での接種を行います。
ワクチン接種を受ける際には、感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について、正しい知識を持っていただいた上で、本人の意思に基づいて接種を判断いただきますようお願いします。
▽ヨコタ上桜スポーツグラウンド・シャワーユニット設置
同施設を練習拠点とするFC徳島の選手が、練習後にシャワーを浴びた上で職場へ出勤できるようにと、(株)ヨコタコーポレーション様から、この度、シャワーユニット2基を寄贈していただくこととなりました。
来年4月から使用開始できるよう、本定例会に設置工事に係る関連予算を提案しています。
完成後は、グラウンドを使用するたくさんの方々に利用いただき、施設の利便性向上につなげるとともに、市民の皆さんの健康維持やスポーツに取り組める環境づくりを推進し、本市の活性化を目指していきます。

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