■子育て・教育の満足度向上
▽こどもまんなかへの取り組み
かねてからの要望に鑑み、鴨島児童館へAEDを設置することとし、本定例会に関連予算を提案しています。
鴨島児童館へのAED設置により、本市が所管する保育所やこども園、小・中学校、放課後児童クラブなどのすべての児童関連施設について、当該施設または隣接する施設にAEDを備えることとなり、万一の時には速やかに救命活動を行える配置となります。
今後においても、こどもの命を守る取り組みをはじめ、こどもにとって一番の利益を念頭に、「こどもまんなか社会」の実現に努めていきます。
▽とくしま探究プロジェクト事業
人口減少や産業衰退などの徳島県が抱える課題について、さまざまな観点や分野から児童・生徒が主体的に探究学習に取り組む「とくしま探究プロジェクト」に、本年度の実施校として、高越小学校5年生が取り組むことになりました。
主な取組内容は、国指定の天然記念物である「船窪オンツツジ群落」や「美郷のホタル発生地」の見学・調査、阿波和紙伝統産業会館で和紙づくりや藍染めの体験学習を実施するなど、地域の方々の協力や指導をいただきながら、ふるさとの探究に取り組みます。
さらに、一人一台端末を活用して、吉野川市の魅力を紹介する動画を作成し、GIGAスクール実践動画コンテストに応募するほか、学校ホームページなどでの情報発信も行います。
■暮らし・福祉の満足度向上
▽ふれあい収集
高齢者世帯の増加や核家族化の進展に伴い、日々のごみ出しに課題を抱える世帯が増えてきていることから、高齢者世帯などのごみ出し支援事業として、「ふれあい収集」を試験的に実施します。事業の開始時期については、9月1日より収集を希望する方の利用申込を受け付け、申請内容の確認をした後の11月頃を予定しています。(本号5ページ参照)
■移住定住・にぎわい創出の魅力度向上
▽はばたけ!!若者応援プロジェクト
本プロジェクトは、本市の魅力ある「まちづくり」を推進することを目的に、本市で行う事業やイベントの資金調達を、ふるさと納税の仕組みを活用したガバメントクラウドファンディング(R)で支援するもので、本年度も応募のあった3件とも採択されています。
今後は、10月からふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」で90日間寄付を募り、令和6年度に事業実施の予定となっています。採択された事業が、今後の本市の魅力あるまちづくりや地域の活性化につながることを期待しています。(本号5ページ参照)
▽市民提案型まちづくり推進事業
本事業は、さまざまな地域課題を市民の皆さんと行政が連携し解決していくために昨年度から実施しているもので、今年度も提案事業の募集には5件の応募がありました。
去る8月25日に審査委員会において事業の選定を行い、荒廃している里山の再生や市内に残存する貴重な文化財の活用など、4件の採用を決定しました。
吉野川市が世代を超え、将来にわたって安心して暮らせる場所となるように、市民の皆さんと市が一体となって、よりよいまちづくりを行っていきたいと考えています。
■成長する産業づくりの拡大
▽おえクーポン事業の進捗状況
生活者と事業者双方の支援と、市内経済の活性化を図るため、吉野川市民の皆さん全員を対象に、9月より市内の登録店舗で使える1人当たり5000円のクーポン券を配布する第3弾「おえクーポン事業」を実施しています。
利用期間は、9月1日から12月31日までとなっていますので、多くの市民の皆さんの利用をお願いします。
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