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自治体の皆さまへ

市政の窓(3)

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徳島県吉野川市

■安心・安全なまちづくりの拡大
▽消防団装備品の充実
本市では、消防団員の安全確保と災害対応能力向上のため、消防団の装備品などの充実強化に取り組んでおり、この度、消防団員等公務災害補償等共済基金からの助成金を一部活用し、行方不明者の捜索時などにおいて必要となる「救助用半長靴」(編み上げ靴)を全消防団員に配備することとしました。
▽簡易デジタル無線屋上アンテナ設置事業
本事業は、県の令和5年度「とくしまゼロ作戦」県土強靱化推進事業費補助金を活用し、本庁東館屋上へ簡易デジタル無線屋外アンテナを設置するものです。
これにより、大規模災害発生時などにおいて、通信手段が途絶した状態であっても、簡易デジタル無線を利用して災害対策本部と各支所、各消防団などとの連絡手段として確保できるようになり、通信手段の多重化が図れます。
▽震度感知自動解錠式・鍵収納ボックス設置事業
震度感知自動解錠式・鍵収納ボックスは、震度5以上の揺れを感知すると、施設鍵を収納した鍵箱が自動で解錠されるもので、避難所に設置することで、施設管理者の到着を待たずに施設へ入り、迅速に避難所の開設が可能となります。
南海トラフ巨大地震などの大規模災害への備えとして、これまでに小中学校体育館など6カ所の避難所に設置しており、本年度、県の補助金を活用し、新たに4カ所の小学校体育館へ設置します。
今後におきましても、小学校体育館などを中心に、計画的に整備を進めていきたいと考えています。
▽ヘルメット購入費補助事業
自転車乗車中の死亡事故において、約7割の方が頭部に致命傷を負っていることを受け、県と協調し、自転車乗車時のヘルメット着用を促進するため、特に着用率の低い高校生世代および自転車事故による死者の割合が高い65歳以上の高齢者を対象とした「ヘルメット購入費補助事業」を実施することとしました。
本事業は、対象者の方が必要な基準を満たすヘルメットを購入する場合に、1個当たり3000円を上限に補助金を交付するものです。(本号5ページ参照)

■持続可能な地域づくりと市役所の変革
▽環境教育の充実
本市では、新たなごみ減量化の取り組みである「宝のごみ〝もったいない〟プロジェクト」の一環として、本年6月から「飲料用紙パック」のリサイクルについて、実証実験を行っています。
実際に収集した紙パックから再生品化された紙製品を、収集に協力いただいている各学校に配布し、「実際に見て、使用してもらう」ことにより、更なる環境学習に対する効果を期待するとともに、未来を担う子ども達の意識を変えることで、今後のSDGsを推進するきっかけになればと考えています。
▽新ごみ処理施設整備事業の進捗状況
去る8月22日に新施設の起工式を行い、9月から施設本体の着工に取りかかります。新施設に係る整備状況については、市のホームページなどでその進捗をお知らせしてきましたが、今後は新たに専用のサイトを設け、市民の皆さんに、進捗を見守っていただきたいと考えています。
▽水道事業ビジョンおよび水道事業経営戦略の見直し
人口減少や節水機器の普及などによる水需要の減少に加え、老朽化した施設や管路の更新需要の増大、地震など自然災害への対策、さらには物価高騰の影響など、水道事業をとりまく環境は、計画を策定した当時とは大きく変化しています。
このような状況を踏まえ、今年度末から2年間かけて水道事業ビジョンならびに水道事業経営戦略の見直しを行い、将来にわたって安全で安心な水の安定供給が確保できるよう、経営基盤の強化に努めていきます。

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