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第54回故郷を知る!!

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徳島県吉野川市

■日本遺産 藍のふるさと阿波~日本中を染め上げた至高の青を訪ねて~
▽川島神社の御神燈(ごしんとう)
川島神社は、大正5(1916)年10月20日に、吉野川改修工事により社地移転を余儀なくされた浮島八幡宮を中心として、旧川島町内の多くの神社を合祀(ごうし)してできた神社です。「城山」と呼ばれる丘陵の上に位置しており、中世には川島城が築かれていました。南麓に伊予街道、北麓に川島の浜(川湊)が近接し、水陸ともに交通の要衝であり、郷町「川島町」として栄えました。
川島神社の御神燈は、善入寺島(粟島)にあった浮島八幡宮から移設されたと伝えられています。文政5(1822)年、願主新田與右衛門の名が刻まれています。「海上安全」、「家運長久」と彫られており、鴨島町西麻植の西麻植八幡神社にも同じものがあります。吉野川沿岸は藍の一大生産地であり、川島の川湊からは藍も出荷されていました。当地の藍商が藍玉を輸送する航路の安全を祈願して奉納したものといわれています。

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