■日本遺産藍のふるさと阿波~日本中を染め上げた至高の青を訪ねて~
▽岩の鼻展望台と善入寺島(粟島)
市指定史跡「川島城址」にある岩の鼻展望台は、阿波の北方のシンボルである吉野川が一望できる絶景スポットです。
対岸には、かつて藍の一大産地であった善入寺島(粟島)も見られます。日本最大の川中島であり、大正5(1916)年まで506戸、約3,000人が住んでいました。
また、眼下には、藍の積み出しを行っていた川湊である川島の浜があり、そこには日本遺産「藍のふるさと阿波」の構成文化財である高地蔵が鎮座しており、当時の藍の流通を彷ほう彿ふつとさせます。南麓には伊予街道、北麓に川湊が近接し、水陸ともに交通の要衝でありました。この交通の要衝を支配するために、近接する岩山(古城山)に川島城が築城されたと考えられています。
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