人権とぴっくす

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■事前登録型の本人通知制度の登録について、考えてみませんか
本市では平成31年に、「吉野川市事前登録型本人通知制度」を開始しましたが、皆さんご存じでしょうか。すでに登録されている方もいると思います。
この制度は、個人情報が記載された戸籍謄本や住民票の写しなどを、本人の代理人や第三者に交付した場合、事前に登録している方に交付の事実を郵送でお知らせするものです。
この制度ができた背景には、平成17年頃から国家資格を持つ行政書士や弁護士などが、他人の戸籍や住民票を大量に不正取得し、探偵社や興信所に横流しする事件が全国的に相次いだということがありました。
令和3年にも、栃木県内の行政書士が「職務上、戸籍などの取得が必要だ」と偽って、約5年間に全国の探偵55社から依頼を受け、約3500通の戸籍謄本などを不正取得していたことが判明しました。これらの個人情報は売買され、結婚相手の身元調査やストーカー事件、振り込め詐欺や悪質な訪問販売などに悪用されていました。
個人情報が本人の知らないところで不正に取得され、それが人権侵害につながっているというこのような行為は、そのまま放置しておくわけにはいきません。この制度は不正請求および不正取得を防止するとともに、一人でも多くの方が登録することによって不正請求の抑止に効果的であり、自分や周りの人を守ることにつながります。あわせて、事前登録することは、私たちが差別を許さない行動の第一歩を踏み出すことにもなります。
詳しくは、市ホームページをご覧いただくか、下記まで問い合わせください。

問合せ：
制度に対する問い合わせ…人権課【電話】22-2229【FAX】22-2260
登録に関する手続き・問い合わせ…市民課【電話】22-2210【FAX】22-2245