一般会計および特別会計の収支はすべて黒字となり、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく、健全化判断比率と資金不足比率は、すべて基準以下となりました。
■一般会計
令和5年度一般会計の決算額は、歳入総額220億1,374万1千円、歳出総額211億3,025万7千円となり、令和6年度への繰越事業に充てる6,434万5千円を差し引き、実質収支額は8億1,913万9千円の黒字となりました。
〔歳入〕220億1,374万1千円
前年度比:6.2億円増(2.9%増)
▽主な増減
・市債 3.9億円増→新ごみ処理施設整備に伴う環境施設整備事業債などの増
・繰入金 4.4億円増→環境施設整備基金繰入金や地域振興基金繰入金などの増
・地方交付税 1.0億円減→普通交付税の減
▽令和5年度ピックアップ事業
・おえクーポン事業 2億480万3千円
・新ごみ処理施設整備事業 7億7,836万9千円
・物価高騰対策事業(中小企業・農業者など) 9,575万7千円
・出産・子育て応援給付金事業 3,355万円
〔歳出〕211億3,025万7千円
前年度比:6.1億円増(3.0%増)
▽主な増減
・普通建設事業費 5.5億円増→新ごみ処理施設整備事業の本格化に伴う工事費などの増
・扶助費 4.0億円増→電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金や私立認定こども園負担金などの増
・補助費等 1.6億円減→プレミアム商品券事業などの減
▽家計簿にたとえると
※市の財政状況をよりわかりやすくお伝えするため、令和5年度の一般会計決算を家計簿にたとえてみました。ここでは、令和5年度一般会計決算額を約1/10,000にして計算しています。
◎収入
◎支出
〔借金と貯金〕
市債発行額の抑制に努めた結果、市債残高は前年度と比べて13.5億円減少し、210.3億円となりました。
また、特定事業の実施や財源不足に使用する基金は、環境施設整備基金などを6.5億円取り崩した一方、財政調整基金を4.2億円積み立て、減債基金を3.1億円積み立てなどを行った結果、基金残高は前年度と比べて1.9億円増加し、116.6億円となりました。
■特別会計
■健全化判断比率 資金不足比率
地方公共団体は、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づき、健全化判断比率と資金不足比率を算定し、監査委員の審査に付した上で、議会に報告後、公表することが義務付けられています。
■まとめ
令和5年度においては、収支状況が改善され、財政調整基金や減債基金を積み増すことができるなど、前年度に引き続き健全化が図られています。しかし、令和6年度は新ごみ処理施設整備事業が山場を迎えることなどから、地方債借入額の増加や基金残高の減少が見込まれます。今後も引き続き行財政改革の取り組みを推進するとともに、身の丈に合った財政運営に努めていきます。
問い合わせ:財務課
【電話】22-2221【FAX】22-2244
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