■このまちに生まれてよかった、住んでよかった、安心・安全なまちづくり 吉野川市の未来へ
8月26日、令和6年9月吉野川市議会定例会開会日、原井市長は令和6年度のこれまでの成果と今後の市政運営方針についてその所信を表明しました。要旨の一部を掲載します。全文につきましては市ホームページをご確認ください。
■市政の動き
▽新ごみ処理施設整備事業の進捗状況
昨年9月から11月にかけて、深さ約11メートルあるごみピット部分を掘削中、相次いで発生した斜面からの崩落の影響により、当初の工程から約3カ月遅れることが明らかになり、令和7年11月1日からの正式稼働を目指すことになりました。
幸いにも、人身事故や、施設などに対する損傷はありませんでしたが、中央広域環境施設組合への搬入が7月中旬までとなる見込みであることから、正式稼働までの間、市内で発生したごみについては試運転を行う中で一部を処理し、処理しきれないごみは民間の事業者に委託を行うなど、市民生活に影響を及ぼさないよう対策を講じてまいります。
■子育て・教育の満足度向上
▽保育料および給食費の無償化
9月から、こども園などの保育料および給食費の無償化を段階的に開始します。
今回は、2歳児の保育料と3歳児から5歳児までの給食費が対象となります。また、0歳児および1歳児の保育料についても、令和8年度までの完全無償化を目指し、鋭意取り組んでまいります。
■暮らし・福祉の満足度向上
▽JR阿波川島駅公衆トイレ整備事業
令和元年11月に閉鎖された「JR阿波川島駅公衆トイレ」ですが、この度、新たに市有の公衆トイレを駅舎横に整備することになりました。(10月末の完成予定)
今後は、誰でも利用できる、清潔で利用しやすい公衆トイレとして活用いただくとともに、災害時のトイレ確保にもつながることから、本市の防災対策としても役割が期待されています。
■移住定住・にぎわい創出の魅力度向上
▽民間活力を生かした地域の活性化
本市では、地域課題の解決や新しい取り組みを応援する「市民提案型まちづくり推進事業」や、ガバメントクラウドファンディングを活用して寄付金を募る「まちづくりプロジェクト応援事業」を実施しています。
先般、各事業の審査会において、特産品開発やオブスタクルスポーツ、またミュージカル公演など計7事業を採択しました。
これらの事業が、今後の本市のにぎわい創出や地域の活性化につながることを期待しています。(本号12ページ参照)
■成長する産業づくりの拡大
▽タクシー運転手確保支援事業
本年度、市内タクシー事業者の運転手確保を支援する取り組みを実施します。
対象事業は、「事業者が負担した従業員の免許取得のための教習費」や「労働環境や職場環境の改善費」などとなっています。
▽首都圏・特産品PR事業
市制20周年を記念し、観光物産フェアを東京都庁の全国観光PRコーナーで7月10日から7月16日まで開催しました。私自身も11日から13日まで店頭に立ち、本市の魅力をPRしてまいりました。
また、鴨島町出身の喜劇俳優「曽我廼家五九郎」に縁のある、東京都台東区浅草の「ふるさと交流ショップ台東」で本市特産品の販売および観光PRを8月22日から27日まで実施し、22日と23日には私自身も店頭に立ち、本市の観光・物産のPRを行いました。さらに、22日には東京を代表する観光名所として有名な浅草寺で有志の皆さんとともに五九郎音頭を奉納させていただいたところです。
今後も機会を捉え、首都圏など都市部に向けて、トップセールスによる情報発信やプロモーションを推進したいと考えています。(本号27ページ参照)
■安心・安全なまちづくりの拡大
▽木造住宅耐震化促進事業
今年1月に発生した能登半島地震で、多数の木造住宅が倒壊したことを踏まえるとともに、今般の物価高騰にも対応するため、補助金の上限額を110万円から200万円に拡充しました。
住宅耐震化を一層推進し、市民の皆さんが安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。
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