虐待されている子どもたちを、守ることができるのはあなたかもしれません。
■児童虐待の現状
令和5年度に徳島県の児童相談所が対応した虐待相談件数は1,181件でした。
虐待による死亡事例は、全国で年間70件以上、5日間に1人の子どもが命を落としています。
■「しつけ」と「虐待」の違い
「しつけ」とは、子どもが社会の中で生きていくために必要な善悪や礼儀作法を教え自立に導くことです。保護者は、子どもを1人の人間として感情や価値観を尊重し、暴力以外の方法によってしつけを行わなければなりません。
「虐待」とは、保護者が子どもに行う行為で、子どもの心や体を傷つけるなど、健全な成長や発達を損なう行為をいい、体に直接危害を加える行為に限らず、子どもに対する不適切な関わり全てを含みます。
保護者がいくら一生懸命で、子どもをかわいいと思っていても、「しつけ」のつもりであったとしても、子どもにとって有害な行為であれば虐待です。
■虐待の定義
▽身体的虐待
殴る、蹴る、たたく、投げ落とす、激しく揺さぶる、家の外に閉め出す、長時間正座させるなど
▽性的虐待
子どもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にする など
▽ネグレクト(養育の拒否)
食事を与えない、ひどく不潔なままにする、病気やけがをしても病院に連れて行かない など
▽心理的虐待
言葉により脅かす、無視する、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(DV) など
■相談窓口
・中央こども女性相談センター【電話】088-622-2205
・こども家庭センター【電話】22-2267
・阿波吉野川警察署【電話】25-6110
・親子のための相談LINE(2次元コードは本紙をご覧ください。)
オレンジリボンには子ども虐待を防止するというメッセージが込められています。
問い合わせ:こども家庭センター
【電話】22-2267【FAX】22-2245
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