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第66回 故郷を知る!!

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徳島県吉野川市

■日本遺産 藍のふるさと阿波~日本中を染め上げた至高の青を訪ねて~

▽藍師 藍商人 人造藍販売 呉郷文庫設立 石原六郎
明治6(1873)年に飯尾村に生まれた。7歳の時父を失ったが、父祖伝来の家業、阿波藍の製造販売に従事し、販路は関東、関西、九州に及んだ。明治36(1903)年にドイツ人ボッテルと特約し、はじめて人造藍を輸入し、同志とともに大同藍株式会社を設立し、東京、大阪に営業所を設けて全国に販売した。阿波人であって阿波藍に対抗したのである。
大正4(1915)年に郷土史を専門とする呉郷文庫を設立し、文学博士喜田貞吉を顧問に、田所眉東を司書として、郷土史書を収集して一般の閲覧に供したり、呉郷育英社を設立し高等学校および大学の秀才学生の学資を給与したりして英才教育に努めた。
昭和3(1928)年11月公益につくされた功により藍綬褒章を賜った。昭和7(1932)年1月に59歳で逝去された。
西麻植会館前の頌徳碑は、元々は南隣にあった西尾村役場跡に建っていたが、町道拡幅工事に伴い現在地に移転した。

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