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【トーク企画】市長としゃべらんで Vol.17(1)

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徳島県吉野川市

■上家博美さん×原井敬市長
「市長としゃべらんで」第17回目の今回は、「NPO法人tane」代表の上家博美さんと原井市長とのトークセッションが実現しましたので、その模様をお伝えします。

▽自己紹介と美郷での活動
市長:それでは、まず自己紹介をお願いします。
上家:上家博美(かみけひろみ)と申します。現在は、NPO法人Tane(たね)の代表として※「たねのや」の運営を行いながら、「美郷ほたる館」(以下、「ほたる館」という)で勤務させていただいています。
原井市長と同じく山川町生まれですが、祖父母が美郷の中村に住んでいましたので幼少期から美郷にはよく遊びに行っていました。現在も美郷に関わらせていただいていることは、当時から何か繋がってるような気がしています。
※「たねのや」種野小学校をリノベーションし、令和3年度にオープンした、宿泊、体験、地域交流が可能な中山間地域交流拠点施設。
市長:なるほど。「ほたる館」に勤務されてどれくらいになるんですか。
上家:「ほたる館」に指定管理者制度が導入された2011年からなので、13年になります。美郷の皆さんにいろいろと教えてもらいながら長く、美郷に関わらせてもらっています。
市長:それでは次に、NPO法人Taneを設立した経緯を教えていただけますか。
上家:はい。まず美郷には廃校が5校(美郷中学校・種野小学校・中枝小学校・東山小学校・中村小学校)あったので、廃校をどう活用できるかを考えていました。そこで、廃校を活用して文化祭をしたら盛り上がるんじゃないかということで、有志が集まり種野小学校を使って、2018年と2019年に「みんなの文化祭」を開催しました。その後、種野小学校が「たねのや」として利活用されることをお聞きし、当時の「みんなの文化祭」の実行メンバーが中心となって「NPO法人Tane」を設立しました。そして、「たねのや」がオープンした2021年から運営を任せていただけるようになりました。
市長:当時はコロナ禍で、なかなかオープン時期も定まらず、上家さんにフラストレーションを溜めさせてしまいましたね。オープンしてからも運営がままならない時期が1年ぐらいあったりね。
上家:でも、その1年があったからこそ宿泊に関する運用方法やシステム作りができたかなと思っています。
市長:宿泊者数はどんな感じですか?
上家:少しずつ増えてきていますね。コロナ禍はやはり少なかったのですが、だんだんと増えてきて、現在では県外からのサッカー合宿とか、吉野川市だと駅伝チームの合宿で使ってくれています。専属シェフがいるわけではないので、食事は簡単なものしか提供できませんが、子どもたちは、カレーやバーベキュー、流しそうめんなど、喜んでくれていますね。サッカークラブの子どもたちは、昼間は山川にサッカーの試合に行って、空き時間を利用して川で遊んだり、夜はバーベキューをしたり美郷を満喫してくれています。
市長:そのほかには、どのような層の利用者が多いですか?
上家:夏だと、川遊びやバーベキューが人気なので、何家族かで貸し切りのような感じで泊まられる方も多いです。ほかにも、6月ならホタルを見るために家族で泊まったり、逆に冬や春先は、美郷で生まれ育った方が同窓会で利用してくれています。出張でたまたま見つけて来られる方とかもいます。宿泊サイトに掲載しているわけではないので、口コミや知り合いを通じて利用者が増えている感じですね。

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