■このまちに生まれてよかった、住んでよかった、安心・安全なまちづくり 吉野川市の未来へ
6月3日、令和6年6月吉野川市議会定例会開会日、原井市長は令和6年度のこれまでの成果と今後の市政運営方針についてその所信を表明しました。要旨の一部を掲載します。全文につきましては市ホームページをご確認ください。
▽はじめに
◎「能登半島地震」に対する支援活動
能登半島地震に対する支援活動としまして、これまで10名の職員を被災地の石川県輪島市に派遣しました。
現地では今もなお、生活再建をはじめ、復旧・復興に向けた多くの課題はありますが、仮設住宅の完成や避難所の自主運営、罹災証明書の交付などに一定の目処がついたことから、職員派遣につきましては、この5月の職員派遣を最後に終了することになりました。
職員派遣は、一旦終了となりますが、継続して募金箱を設置するなど支援体制を維持し、今後も県や他市町村などと連携しながら、できる限りの支援活動を続けてまいります。
▽市政の動き
〔市制20周年記念事業〕
◎本市と板野町を舞台とした映画制作
このたびメガホンを取るのは、数多くの映画作品を手がけられ、日本映画監督協会会員で大手前大学非常勤講師でもある「白羽弥仁(しらはみつひと)監督」です。
今秋をめどにクランクインを予定しており「人間らしい新しい生き方に相応しい大地」として、本市や板野町を舞台に「とくしま」を描くことを目指す作品となります。
本市や板野町を通じた「とくしま」の素晴らしさを、全国に発信したいと考えています。(本号22ページ参照)
▽子育て・教育の満足度向上
◎保育の質の向上に係る設備等支援事業
市役所内に配属していました保育指導係2名を、公立こども園内に配置転換することにより、保育現場での直接指導や相談体制を整えるとともに、市内全ての保育園・こども園に室内カメラ設置を推進し、安全性と信頼性を図ってまいります。
◎学校における安全教育の充実
拠点校となる山川中学校に防犯カメラシステムを導入し、防犯訓練や職員研修を行うことで、危機管理マニュアルの見直しなどを行い、得られた成果を検証し、今後に生かしてまいります。
▽暮らし・福祉の満足度向上
◎低所得者支援および調整給付金
「低所得者支援給付金」は、令和6年度において新たに個人住民税非課税となる世帯および個人住民税均等割のみ課税となる世帯に対して「10万円」を、また、これらの世帯において扶養されている18歳以下の児童一人当たりにつき「5万円」を加算して給付します。(基準日:6月3日)
また、「調整給付金」は、令和6年6月以降行われる所得税・個人住民税の定額減税の実施に伴い、減税しきれないと見込まれる方へ、その差額を調整の上給付を実施するものです。(基準日:6月3日)
◎ごみ減量化に向けた新たな取り組み
「電気式生ごみ処理機おためし無料貸出事業」を7月から実施します。
処理機の利便性や、ごみ減量化を体感してもらうことを目的としており、今まで処理機のことを知らなかった方や、購入に不安を持たれていた方に実際に使用していただき、処理機のさらなる普及につなげられればと考えています。(本号5ページ参照)
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