◆内藤市長からのメッセージ
明けましておめでとうございます。
市民の皆さまには、新年を健やかにお迎えのことと心からお喜びを申し上げます。
猛威を振るった新型コロナウイルス感染症が昨年5月に季節性インフルエンザと同じ5類となって以降、少しずつコロナ禍以前の日常に戻りつつあります。
一方で、昨年来からの物価高騰が現在も続いており、これまでの国を挙げた対策とともに、徳島市としてもできる限り迅速な対応を心がけてまいりました。引き続き、市民の皆さまが安心して生活できるよう、細心の注意を払い、しっかりと取り組んでまいります。
また、昨年6月には、国の「こどもまんなか社会」の実現に賛同し、「こどもまんなか応援サポーター」を宣言しました。誰一人取り残さない子育てのまちを実現するためにも、一層の子育て支援の充実とすべての子どもが健やかに育つ環境づくりを進めてまいります。
防災面では、発生確率が高まる南海トラフ地震や頻発する大規模な自然災害などに備え、さらなる防災・減災対策の強化を図り、迅速かつ着実に市民の皆さまの安全と安心を確保してまいります。
その上で、徳島市の元気と活力を生み出す中心市街地の再生や、国から選定を受けた「SDGs(えすでぃーじーず)未来都市」として、環境、社会、経済など世界共通の課題解決に向け、積極的な取り組みを推進してまいります。
徳島駅周辺の核施設となるアミコビルでは、三越徳島をはじめ、各種店舗やオフィスフロア、多目的に活用できるジム・スポーツコート、まちづくり協働プラザ、障がいの有無に関係なく働けるインクルーシブカフェなど、子どもから高齢者や障がいのある方かたまで、多様な人々が集い、交流し、働き、そして情報発信する場としてにぎわいが拡がりつつあります。
こうした環境を活かし、まちづくり本来の姿である「公は民のサポート役として、徳島を良くしたいと想う多様な人々との協働」によって、まちなかの一層のにぎわい創出に取り組んでまいります。
SDGs(えすでぃーじーず)の推進では、これまで以上に性的マイノリティに対する行政サービスの拡大やファミリーシップ制度の充実、女性の就業や経済的自立を支援するテックウーマン事業の継続など、ダイバーシティの推進とジェンダーギャップの解消に向けた取り組みを進めてまいります。さらに、昨年12月に宣言した「ゼロカーボンシティ」を目指し、脱炭素社会の実現に取り組むとともに、市民の皆さまをはじめ、地域のために活動する事業者や団体などの取り組みを支えてまいります。
また、昨年は男子プロバスケットボールチーム「徳島ガンバロウズ」がB(びー)リーグに参戦し、野球の「徳島インディゴソックス」、サッカーの「徳島ヴォルティス」と合わせて、徳島市を本拠地とするプロスポーツチームが3チームとなりました。スポーツは努力の積み重ねによって喜びや挫折を乗り越える力を与えるだけでなく、観る人に夢や希望、元気を与えるものであり、徳島市としても、各チームの活躍を力強く応援してまいります。
これからも市民の皆さまと一緒になって、誰もが『わくわくするまち』の実現に向け、全力で取り組んでまいりますので、引き続き、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
本年が市民の皆さまにとりまして、輝かしい一年となりますようお祈り申し上げます。
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