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自治体の皆さまへ

2024新春対談 徳島市を盛り上げる仕掛けづくり(2)

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徳島県徳島市

◆徳島市を、さらに盛り上げていくには
(市長)徳島市をさらに盛り上げていくために、皆さんそれぞれの視点でどういうお考えがありますか。
(近藤さん)私の会社の従業員もどんどん増えてきて、県外から移住してきてる人も増えてきています。移住してきた人たちが、徳島の人を巻き込んで、例えばオフィスの一部を使ってカフェのサテライト店をやってみたりすることで、化学反応が起こり、新しい取り組みをこの場所からどんどん発信してくれているんですよね。結局そういう人たちが集まると、「類は友を呼ぶ」というように、いろいろな人たちが巻き込まれていくと思っています。
(市長)徳島市中心市街地活性化基本計画のキーコンセプトが、「ダイバーシティand(あんど)イノベーション(人と人がつながり、新たな挑戦と投資が生まれる街)」なので、まさにその通りだと思います。いろいろな人が集まれば、相乗効果が生まれ、新しい価値やサービスが生まれることもありますね。
(榎本さん)化学反応という話がありましたが、1人ではできないことも、それが異業種であっても、お互いに交わることで思いもつかない爆発が起きます。それが「まちおこし」であったりするわけです。私は福祉という角度から見ていますが、例えばインバウンドで着物を使うということになった場合、違う視点から連携を深めることができれば、そのことによって観光としての道がつながったり、何か新しいイベントが生まれることだってあると思います。
関係ないと言って終わらすだけじゃなくて、自分ごととして、みんなで一緒に考えることで、そこからいろいろな化学反応が起きると思っていますので、それを楽しみませんか、というお話をさまざまなところでさせてもらっています。
(森實(もりざね)さん)私は、経済効果の検証をしていきたいです。今、地元の企業さんと商品開発で携わらせていただき、1日限定でComCos(こむこす)限定メニューを作ったり、徳商デパートというイベントもさせていただいています。これから、いろいろな企業さんとコラボをしていき、イベントを通して生まれる経済効果を検証していきたいです。

◆今年は辰年。「たつ」のように大きく成長を
(市長)今年の皆さんの抱負をお聞かせください。
(森實(もりざね)さん)普段は「校内模擬会社(授業で学んだことを生かすため、より発展的な活動を行うグループ)ComCom(こむこむ)」で活動しています。ComCom(こむこむ)はコマーシャルand(あんど)コミュニケーションの略で、商業で人と人とをつないで、徳島県から全国へ、商業の力で盛り上げていこうという意味も込められた会社名です。
今年の春から県外の大学に進学しますが、外から見た徳島の課題について、自分の学びを生かして徳島に貢献できるような活動をこれからも続けられたらいいなと思っています。
(榎本さん)今年はいろいろなところで、企画であったり、つながりであったり、たくさん化学反応を起こしていきたいと思っています。また、「tabi no otomo(たびのおとも)」を皆さんにもっと知っていただくことで、アミコビル館内で人流の仕組みづくりをしていきたいなと思っています。
(近藤さん)今まで以上に地域の人たちを巻き込んで、都市圏への人口の流出をなんとか防いでいきたいという思いがあります。徳島にいながらでも、東京、さらには世界で渡り合えるような人材の育成、能力の開発ができるような組織を作っていきたいです。そうすることができれば、みんな話題にしてくれるし、興味関心を持ってくれる。そこに子どもを就職させたいと思ってくれる親御さんもでるかもしれないです。
(市長)私はこれまでも、「みんなで動く」ということを掲げてきたので、皆さんのような、まちの課題を「自分ごと化」できる人をもっと増やしていき、いろいろな場所で化学反応が起こるように取り組んでいきます。
これからは、交通や企画・イベントが肝になると思います。中心市街地をみんなの力で盛り上げていきたいと思いますので、いろいろな人を巻き込んで、みんなで楽しく、そしてこの徳島をよくしていけたらと思います。
本日はありがとうございました。

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