◆遠藤市長からのメッセージ
明けましておめでとうございます。
徳島市民の皆さまには、健やかに新春を迎えられたことと、心からお喜び申し上げます。
近年、急速に進行する人口減少や少子高齢化に、いまだ歯止めがかからない状況の中、深刻化する人手不足や、市民生活に多大な影響を与える物価の高騰、さらには、頻発する地震など、地方を取り巻く社会情勢が大きく変化しております。こうした中、地方自治体は、持続可能な地域社会を構築していくため、それぞれの特性を生かしながら、柔軟に変化に対応していくことが求められており、徳島市におきましても、山積する重要課題に一つ一つ着実に取り組みながら、皆さまから信頼され、愛される徳島市を目指してまいります。
さて、訪日外国人観光客がコロナ禍前を上回って増加している中、本年4月から「大阪・関西万博」が開催されます。国内外から多くの観光客が来訪することで、関西のみならず広域への経済波及効果が見込まれており、これを徳島市の魅力を世界に発信する絶好の機会と捉え、徳島県の出展ブースでの阿波おどりをはじめとした観光PRを展開するとともに、観光資源を磨き上げ、魅力あるコンテンツを充実させることで、徳島市への誘客につなげたいと考えております。
また、昨年は、能登半島地震や日向灘地震など、日本各地で大きな地震が発生し、8月には初めて「南海トラフ地震臨時情報」が発表されましたが、こうした経験により見えてきた課題を踏まえ、備蓄品の充実や避難環境の整備など、南海トラフ地震への備えをしっかりと行うとともに、記録的な猛暑などの異常気象への対策として、学校の体育館へのエアコンの設置を進め、安全で快適な教育環境の充実を図るなど、徳島市民の皆さまの生命・財産を守るための取り組みを積極的に進めていきます。
こうした徳島市の目指すべき姿とそれを実現するための施策の方向性を示すため、新たな総合計画を策定し、魅力的で持続可能なまちづくりに取り組んでまいります。
今後とも、文化や伝統を大切に守り育てながら、すべての人が希望や誇りを持てる、県都にふさわしいまちづくりに向けて、全力を尽くしてまいりますので、徳島市民の皆さまの一層のご指導とご協力をお願い申し上げます。
本年が徳島市民の皆さまにとりまして、輝かしい一年となりますよう心からお祈り申し上げます。
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