◆旬のもの
石井町長
小林 智仁
旬のものを食べると身体に良い。昔からよく聞く話ですが、一体どんな根拠があるのかなと調べてみたら、改めて自然の力の偉大さと先人たちの知識の深さに感嘆しました。
旬の食材は、他の季節と比べて香りや旨味が豊かに感じ美味しいのはもちろん、その季節に私たちの身体に必要なものを与えてくれるとのこと。
夏に旬を迎える食材は、みずみずしくあっさりとした野菜や酸味のある果物が多く、暑い夏を乗り切るための水分補給や食欲増進効果があり、逆に冬場は身体を温め免疫効果が高くなる根菜類が旬を迎える。
しかも、それぞれの季節に必要な栄養素がふんだんに含まれ、例えば夏野菜にはビタミンやカリウムが多く、夏バテ予防や体温を下げる効果があり、冬野菜には免疫力を高め風邪予防に効果があるビタミンやカロテンが豊富。まさに、大地の恵みに生かされています。
科学的なデータも乏しかった遙か以前から語り継がれる古の知恵。現代人にこそ「旬のもの」ではないかと思う。
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