美波町の各所に残る文化財や史跡を写真とともに紹介していきます。
出典:美波町歴史散歩
■新田八幡神社石段(にったはちまんじんじゃいしだん)
石段の石質は緑泥片岩(りょくでいへんがん)、明治3年に造られたもので、幅2.50m、63段、両側に奉納した人びとの名前が、例えば、銀二百五十目角屋文兵衛、金五両大坂福しまや弁右衛門、などと37名の銘文が2行に刻まれています。緑泥片岩は吉野川流域に産出するもので、この石段を造営するために遠路をわざわざ輸送したものに違いありませんが、これは往時のいただき行商に関係した商人たちの豊かな経済力を物語る大切な資料といえましょう。
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