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椿の花でにぎわう木岐椿公園

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徳島県美波町

■木里雅廣さん Masahiro Kizato
3月11日、満石神社境内にある木岐椿公園で、第6回「木岐椿まつり」が開催されました。時季を迎えて美しく咲き誇る椿の花々の傍ら、来園者にはお茶や焼き芋を振舞うお接待が行われ、会場は賑やかさに包まれました。
木里雅廣さんは、椿祭りを開催している「木岐椿公園愛護会」の会長です。現在、愛護会には12名のメンバーが在籍しており、月に1度、満石神社の入り口から椿公園内の草刈りや椿の手入れなどを行っています。椿を通して地域の活性化に取り組んできた愛護会ですが、会の課題はメンバーの高齢化。若いメンバーを絶賛募集中とのことです。(昨年の6月から「地域おこし協力隊」も地域に入り、活動の支援に当たっています)
今後の活動について木里さんは、「維持管理をしっかりと続けていくことで、椿公園がみんなの“憩いの場”に出来ればと思っています。延いてはそれが木岐自体の魅力にも繋がっていくと思いますし、若い人にも興味を持ってもらえるような発信をしていきたい」と話してくれました。

■木岐椿公園愛護会
平成12年3月に発足した地域有志による団体。満石神社境内周辺に16年掛けて1000本あまりを植樹し、平成28年に木岐椿公園を開園。毎年3月には「木岐椿まつり」を開催する(コロナ禍により令和3~4年は休止)。現在、椿公園では、ヤブ椿をはじめ、紋繻子(もんじゅす)、バレンタインデーなど洋品種を含め400品種、1200本の椿を鑑賞することができます。

■満石神社
椿公園の椿が植わる「権現(ごんげん)さん」「イボ取りの神さん」などの名で親しまれている満石神社を紹介します。
その昔、漁師の網に同じ石が何回もかかり、不思議に思って海岸に引上げて置いたところ、夜海その石が異様な光を発するので霊感(れいかん)をおぼえた地元の僧(そう)が、この地にほこらを建てお祭りしました。ところが今度はその石が年々大きくなるのです。そこで故事(こじ)にならって小池を掘り、その水を石に注いで、地下に向って大きくなれと祈願しました。そして神社の名も光石(みついし)から満石(みついし)に改めた、という伝説が残っています。また、その池の水は、イボ取りの霊水としていつの間にかその名が県内外に広がり、根強い庶民の信仰(しんこう)を得ています。今もなお、そのご利益(りやく)を求めてお詣りの人が絶えません。
出典:美波町歴史散歩

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