太平洋(たいへいよう)に面する美波町では多くの生き物たちが生息(せいそく)しています。このコーナーでは実際(じっさい)に撮影(さつえい)してきたリアルな写真と共にいろんな生き物たちをご紹介(しょうかい)します!
■ウミウシの産卵
春から夏にかけて岩礁の表面や海藻に、クルクル巻いたリボン状のものがみられます。これはウミウシの卵塊で、ダイバーの中では海リボンとも呼ばれています。日和佐の海では5月頃に多く見られます。ウミウシは1匹の体の中にオスとメス両方の機能を備えていて、両性生殖腺という器官を持っているので精子と卵子を作ることができます。なので2匹が出会えばお互いの精子を交換(交接)して受精し、どちらも産卵することができるのです。
ダイバー:長楽美保
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