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ウミガメNews Letter No.20

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徳島県美波町

■博物館のバックヤード
現在、日和佐うみがめ博物館カレッタは、展示リニューアル工事の為、一時閉館させて頂いています。「お客さんが来ないから、閉館中は仕事がないの?」と聞かれますが、そんなことはありません。リニューアルに向けて、様々な情報収集、企画立案、新しい展示物の準備、古い資料などの整理、改修工事に向けての大掃除に加えて、いつも通りにカメ達のお世話など、いつも以上に忙しい毎日です。そこで今回は、博物館の仕事についてお話します。博物館の仕事を大まかに説明しますと、博物館の「目的」に合わせて、「調査と研究」を行い、そこから得られた「資料の整理と保存」をして、それらの資料を「展示と解説」によって来館者に見て頂くという事になります。次に、博物館の仕事場についてです。博物館には、来館者に見て頂く「展示スペース」のほかに、「バックヤード」と呼ぶ展示物の作成、補修、保管を行う作業場所があります。「バックヤード」は通常、公開していませんが、博物館の心臓部とも言える場所で、「バックヤード」を見ればその博物館の実力が判るとも言われる場所です。現在、カレッタでは、リニューアルに向けて「バックヤード」に収蔵されている資料の確認をしています。残念ながら、無造作に押し込められた物が多く、ほぼ「物置場」の様相でした。しかし、一つずつ収蔵物の確認を進めると、カレッタにとっては貴重な「お宝」が埋もれていることがわかりました。今後は、カレッタの「バックヤード」が再び「物置場」にならないように「収蔵物」を整理・保管し、後の世代に引き継げるようにしたいと思います。また、カレッタでは生きたカメ達も展示していますので、そのエサを保存する冷凍冷蔵庫、切り分ける調餌場、お世話をする器具類を管理する場所も「バックヤード」になります。ここについても、今回のリニューアルで新しく作り直す計画です。リニューアルが完了した後には、「バックヤードツアー」を企画して、カレッタの職員体験ができるようなプログラムも考えておりますのでお楽しみに。
館長:平手康市

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〒779-2304徳島県海部郡美波町日和佐浦369うみがめ博物館カレッタ「質問係」

▽Question
ウミガメの甲羅はどうやって大きくなるの?

▽Answer
甲羅は、背骨と肋骨が板状に変化した骨とその上に鱗板(りんばん)(ツメの様な物)がかぶさって出来ています。骨は私たちと同じ様に体の中で大きくなり、鱗板(りんばん)は私たちのツメが伸びるように大きくなります。

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