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みなみの海のいきもの図鑑(ずかん)

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徳島県美波町

太平洋(たいへいよう)に面する美波町では多くの生き物たちが生息(せいそく)しています。このコーナーでは実際(じっさい)に撮影(さつえい)してきたリアルな写真と共にいろんな生き物たちをご紹介(しょうかい)します!

■イカの産卵
初夏から夏にかけてアオリイカが繁殖のために沖合から沿岸にやってくるので、時々水中で遭遇します。6月末頃、アオリイカの卵を見つけました。
今回は沈んだ木の枝に産み付けられていましたが、海藻などに産卵することもあります。白い半透明の細長いものを「嚢(卵らんのう)」と言い、その一つの卵嚢には3~10個の卵が入っています。メスは4~7回産卵し、卵は20~30日で孵化します。寿命が1年のアオリイカは、産卵後に一生を終えます。
別の場所にはコウイカの仲間の卵も発見しました。アオリイカとは違い、カプセルのような卵を一粒ずつ産み付けていきます。卵の中をよく見てみると、コウイカの形になってきている赤ちゃんが確認できました。孵化したイカの赤ちゃん達はプランクトンや小型のエビ、カニ類を食べて大きくなり、1年後には産卵できるまで成長します。
ダイバー:長楽美保

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