授業前の小学生に絵本のお話し会をしているのは日和佐図書・資料館の館長を務める橋村百恵さん。
橋村さんは町内のこども園や小学校など様々な場所で絵本のお話し会を実施し、子供たちに絵本の魅力を伝えています。
都会とは違いお話し会や絵本と触れ合う機会が少ない傾向にある田舎では、絵本を持って出向いてくれるお話し会は本と触れ合う貴重な機会となっています。
お話し会の絵本は、聞手の年齢と季節感を考えて選んでいるそうで、年始間近の今回は十二支の絵本も読まれていました。橋村さんの興味を惹かれるお話しに、参加した生徒達は真剣に耳を傾けていました。
橋村さんは「本は人生も心も豊かにしてくれるものだと思う。何歳でも楽しめるし、コミュニケーションツールにもなる。一度読んだ本でも年齢を重ねていくと感じ方が違ったり新たな印象を受ける場合もあって、そこが面白い。お話し会を通して本に興味を持ってくれる子供が増えれば嬉しい。」とお話してくださいました。
■日和佐図書・資料館館長 橋村百恵さん Hashimura Momoe
司書資格や絵本講師の他、難関とされる絵本専門士など本に関わる様々な資格を取得しており、本に関する知識が豊富!
毎日たくさんの新刊が出版される中で、「みなさんが少しでも良い本と巡り合えるように…」と、毎日の情報収集は欠かさないそうです。図書・資料館入口には館長が厳選して選んだオススメの本やCDを紹介するコーナーがあり、定期的に変わるので是非、立ち寄ってみてください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>